今回はトルネロスとアーケオス
を考察したいと思います。というのも、これらのポケモンは飛行ジュエルを持って「アクロバット」をかませた方がシンプルかつ強力ということもあるので戦い方も似通いそうだけど…。まずはトルネロスから。
トルネロス
タイプ:ひこう 特性:いたずらごころ
HP:79 攻撃:115 防御:70 特攻:125 特防:80 素早さ:111
ポケモンにしては珍しく飛行タイプ単体のポケモンで特攻が125と高くて「ぼうふう」などの強力な飛行技を覚えるものの、いかんせん命中率に不安点が残ります。一方、「アクロバット」なら物理技で威力も55とそれほどではないものの、持ち物をもっていない場合に限って威力が2倍になるという技。実は、飛行のジュエルを持たせて「アクロバット」で攻撃すると攻撃前にジュエルが消費されるために通常の3倍になる上に2回目以降は2倍の威力と強力な技に早変わり。しかも、WCS2011の環境では飛行タイプの技を半減するポケモンがシビルドンやボルトロス
、ギガイアス
、アーケオス
ぐらいしかいないというから非常に強力な技といえますね。そんなこともあってか命中率に不安がある「ぼうふう」よりか安定性がありジュエルで技の効果が十二分に味わえる「アクロハット」が一般的だといえます。おまけに攻撃の種族値が115とそれほど悪くはないし…。
「アクロバット」や「ぼうふう」のほかには「アームハンマー」や「きあいだま」なんかもあるけど、前述の飛行技がWCS2011環境下では強力ということもあり、サブウェポンなしでもそれなりに戦えます。そんなこともあり、ボルトロスに比べると受けられるタイプが狭いものの、「おいかぜ」や「いばる」、「ちょうはつ」などといった補助技に多く割くことができるというメリットも。おまけにいたずらごころの特性を持っているために補助技に関しては事実上先手を取ることができるのでこのメリットは十分に活かしてほしいなあと思いますね。
一方、アーケオスはというとこんな感じ。
アーケオス
タイプ:いわ/ひこう 特性:よわき
HP:75 攻撃:140 防御:65 特攻:112 特防:65 素早さ:110
こちらは「アクロバット」の威力がトルネロスに比べて強いものの、弱気の特性というマイナス特性がネック。この特性はHPが半分になると攻撃、防御、特攻、特防の能力値が半分になってしまうというから発動してしまうと戦力ダウンは免れないといえます。そんなこともあり、弱気の特性の発動後に備えて補助技もしくはHPが少なくなればなるほど大ダメージを与える「がむしゃら」を入れるとよいでしょう。
つまり、ジュエル持ちの「アクロバット」は確定だが、トルネロスの場合はいたずら心の特性を活かすためにアーケオス
の場合は弱気の特性に備えるという意味で補助技を取り入れているのかなと思いますね。なお、アーケオス
の場合は「おいかぜ」を覚えられないものの「ファーストガード」や「ちょうはつ」、「いばる」などを覚えることができますし、「いわなだれ」や「じしん」といった優秀なサブウェポンも覚えることができます。なお、両方とも陽気でASぶっ放しでOKでしょう。