5月のアップデートから3DSでバーチャルコンソールが展開されることは知っていると思いますが、ゲームボーイおよびゲームボーイカラーに次いでセガのゲームギアのタイトルを投入することが発表されました。
ゲームギアは1990年10月に投入した携帯ゲーム機でゲームボーイがモノクロ画面だったのに対し、こちらはカラー液晶で1989年に発売したゲームボーイに対抗したものの、ゲームボーイに比べて本体価格が高い上に電池の持ちが悪い(単三6本で3時間程度)ということも災いしてかゲームボーイに遠く及ばなかったものの最終的には187万台とそれなりにヒットしました。まあ、この当時はゲームボーイのブームに乗ろうとゲームギアだけでなく、Atari LynxやPCエンジンGTといったゲームボーイに比べて高性能な携帯ゲーム機を相次いで出したが、本体がデカかったり、電池持ちが悪いこともあり比較的長持ちしたゲームギアを除いて短期間でゲーム市場から姿を消しました。一方、ゲームボーイはモノクロ画面と競合他社の携帯ゲーム機に比べて貧弱であるもののコンパクトで電池持ちが良いだけでなく、「スーパーマリオランド」や「テトリス」
といったキラータイトルに恵まれたこともあり発売後数カ月は品薄状態が続くなど大ヒットとなりました。それだけ、ゲームボーイの力はすごいなあと思います。
ちょっと脱線しちゃいましたが、今回3DSのVCで配信されることが決定したゲームギアのタイトルは「ソニック&テイルズ2」、「ソニックドリフト2」、「The GG忍」、「ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮」、「コラムス」の5作品。ちなみに、ゲームギアは解像度が低いのと発色数が多いこと以外はマスターシステムと同じということもあり、3DSではメガネなしで立体視が楽しめることからゲームギア向けのソフトだけでなく、マスターシステムで発売した「スペースハリアー3D」などといった3Dグラス対応作品もVCで配信されることもあり得るかなと思います。
それだけでなく、PCエンジンのタイトルも3DS版のVCで配信されるみたいです。こちらはどんなタイトルが配信されるかは現時点不明だが、前述の通りPCエンジンGTという携帯ゲーム機を出していることは確かです。
Wii版ではファミコンやスーパーファミコン
、NINTENDO64のほかにPCエンジンやメガドライブ、はたまたはアーケード版が配信されているVCだけど、3DS版ではどうなるやら。ひょっとして、ゲームボーイやゲームギアだけでなく、GBA
やワンダースワン向けのソフトがVCで供給なんてこともないともいえません。
3DS、VCにゲームギアとPCエンジンのタイトルも用意 (iNSIDE)