昨日、海外(欧州+北米)で色違いライコウがWi-Fiで配信されていることをお伝えしましたが、今日はその続き。というのも、映画の前売り券にしかり、ポケモンぴあやBWの攻略本などで夢特性のポケモンがもらえるキャンペーンの件も気になったので…。
ちなみに、前売り券でポケモンを配信しだしたのは2003年に公開された「七夜の願い星 ジラーチ」の前売り券についていたジラーチだったりします。というのも、収入増加の一環として取り入れたのが始まりで引き換え券付きの前売り券を発売したところ前作の「水の都の護神 ラティオスとラティアス」
の興行収入が26億円に対し、この作品の興行収入が45億円と前年比70%の売り上げがアップしたとか。とりわけ、前売り券に限っては約148万枚と前作の約30万枚に比べて5倍近く売り上げアップになったことからこの効果は大きいといえます。
この成功をきっかけに次回作以降、映画の前売り券にポケモンが配布されるようになり、2008年に公開した「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」にいたっては前売り券だけで約238万枚と驚異的な売り上げを記録してしまったんです。
ところが、国外に目を向けると韓国では映画の公開をしているものの、欧米では第5作目の「水の都の護神 ラティオスとラティアス」をもって映画館での公開をやめてしまったため、原則としてトイザらスなどの配信という形になったんですね。(ただ、アメリカの場合はこういった販売は法に触れてしまうだけでなく、訴訟のリスクもあるという事情もあるので…。)そんな事情もあり、前売り券でポケモンを配布しているのは日本だけというのが現実らしいです。しかも、問題となっている色違い3犬は国内では映画の前売り券1枚につき1匹しか引き換えることができず、すべてゲットするには3枚買わなければならないのに対して、北米版ではWi-Fiですべてゲットできるんです。そのために、Amezonなどの海外のゲームを扱っている通販サイトでは人気が沸騰してしまい、高騰化を招いているとか。
自分も初めはそんなに気にはなっていなかったが、今回の前売り券と同じポケモンをWi-Fiで受け取れるということを聞いてしまったがゆえに怒りをこみあげてしまいました。これが、昨年までと同様にお店でしか受け取れないのであればそれほど気にしないほうだけど…。
まとめてみるとこんな感じになるかな。
- 「七夜の願い星 ジラーチ」で引き換え券付きの前売り券を売りだしたところ、150万枚売り上げてしまい、その味を占めてしまったか毎年ポケモンの引き換え券付きの前売り券を売りだすことになった。
- ダイヤモンド・パールでは映画館でポケモンが受け取れるようになったが、2008年には前売り券に受け取れるポケモンのみに対してポケモンの新作に連れていくと特別なイベントを起こせるなどエスカレートしていくことに。
- 海外ではこのようなポケモンはすべて無料で配信されているが、今回Wi-Fi配信+3匹とも受け取れるということが発覚したことからこれらの商法に対して疑問を持つようになってしまった。

