前回はマリオ25周年つながりでスーパーマリオワールドヨッシーを紹介しましたが、今回はいよいよFFシリーズチョコボを紹介したいと思います。というのも、FFシリーズなしではスーパーファミコンスーファミを語ることができないぐらいです。


現在の日本2大RPGはというとドラクエスライム2とポケモンプラスル2だけど、2000年まではポケモンではなく、FFと言われたぐらいメジャーなものでした。ちなみに、自分はFFVIIIスコールまで遊んだことがあります。ちなみに、FFの第1作目が登場したのは1987年と約23年前のことでした。この当時はファミコン向けのソフトだけど、ライバルでもあるドラクエシリーズに比べて映像美を強化したり、映画のような演出をしているのが特徴だとか。これがFFIIIモーグリでFFシリーズ初の100万本超えを達成し、スーパーファミコン用のソフトとしてFFIVが1991年7月に発売されるに至ります。


プラットフォームがスーパーファミコンに移ったことで色数がファミコンの52色から3万2000色に大幅に増えただけでなく、回転や拡大・縮小といった特殊エフェクトも使えるようになったことも映像美を売りにするFFにとっては追い風だったといえます。結局、この作品も前作(FFIII)に次いで100万本超えを達成し、翌年発売したFFVではシリーズ初の200万本を超えることになるわけです。


そして、1994年4月にはスーパーファミコン向けのFFでは最後の作品であるFFVIティナ(アナザーモード)が発売されるにいたるわけだが、新しいシリーズを出していくたびにFFの特徴であるグラフィックが強化され、VIとなればスーパーファミコン向けのソフトとしては最高水準といわれるまで高められることになるんですね。しかも、音楽も強化されており、ラスボスケフカ(戦闘)で流れる「妖星乱舞」ではラスボスとの戦闘だけで1つのストーリとなるぐらいの壮絶なものとなってしまいました。(ちなみに、自分はというと「ティナのテーマ」が好きだったりします。)


ただ、SFCの限界まで高めたFFVIだけど、次のFFVIIではN64ではなく、PSPlayStastionに移ることに。映画のような壮絶な演出が宿命であるFFでは容量の少ないROMカセットでは限界であったことは確かだと思います。SFCの普及に貢献したFFシリーズだけど、映像美を求めるというシリーズの宿命であるがゆえに最後は任天堂と別ち合うことになってしまったんですね。ただ、任天堂もスクウェアと別ち合うと同時にポケモンシリーズプラスル2の第1作目である「ポケットモンスター 赤・緑」をゲームボーイ向けのソフトとして出してその後、任天堂はFFよりもポケモンをプッシュすることになります。