只今、マリコレでマリオUSAに挑戦しているにゃんぴーです。ちなみに、今日のプレイではワールド3をクリアするところまで進みました。
ということで、今回は海外版でマリオ2と呼ばれているマリオUSAと日本版のマリオ2についてを詳しく話したいと思います。というのもこれらの2作品はファミコンのディスクシステムと密接にかかわりがあるからなんです。
ちなみに、ディスクシステムが発売されたのは1986年の2月でデータをセーブしたり書きかえることができるだけでなく、音質が向上したりとこの当時のROMカセットに比べて高性能なゲームが楽しめるということで期待されていました。ところが、ディスクシステムが発売した年には「魔界村」
(カプコン)や「がんばれコエモン!からくり道中」(コナミ)といったディスク(1Mb)の容量を超えるソフトが次々と発売され、翌年の4月には森田将棋(セタ)が初めてROMカセットにバックアップが搭載されたことでディスクシステムの優位性が損なわれてしまい結局のところ発売から2年で衰退してしまいました。
ここまでが概略でディスクシステムは海外では海賊版が出るの危惧して発売されなかったんです。これが「マリオ2」が日本と海外で違う理由だといえます。というのも、ディスクシステムのディスクはクイックディスクをベースにしている以上、模造されやすいということもあり、「NINTENDO」の刻印を付けるなどをして対策はしていたものの、実際は市販のクイックディスクでもディスクの形状をハックできれば、フォーマットすることで普通に使えたみたいだし、実際に模造品も出回っていたみたいです。したがって、模造される=海賊版が出回るリスクを抱えなければならないのもディスクの宿命ではないかなと思います。
ちなみに、「マリオ2」はディスクシステムの特性を活かして裏面に行くために8回ピーチ姫を助けなければいけないようにしたため、海賊版防止の観点からディスクシステムが発売されていない海外で出そうとしてもそのままでは出せません。
そこで、翌年にディスク用のソフトとして発売した「夢工場ドキドキパニック」をベースにマリオに差し替えるだけでなく、システムの一部をROMカセットに合わせて海外向けに発売したのがマリオUSAというわけ。ROMカセットということもあり、セーブもできないことから「夢工場」にはなかったワープゾーンを実装したり、4人で攻略しなければ真のエンディングにならないところを1人でもクリアすればエンディングにするなどといった苦肉の策を取ったんですね。実は「夢工場」の制作メンバーは「マリオ」を作ったメンバーとほとんど同じだっただからこそそんなことができたんじゃないかなと思います。
ちなみに、「マリオ2」が海外で発売しなかったという理由に難易度が高すぎるからというような話もあるけど、実際に海外では「マリオ2」(The Lost Levels)よりも難しいゲームは数多く存在していたことから理由にはならないと思います。
ということで、マリオ2とUSAの関係をまとめてみましたが、ファミコン版についてはマリオ2はプレイしてもUSAはプレイしませんでした。それところか、USAのベースになった「夢工場」もプレイしたことがありません。ちなみに、ディスクが出回っていた頃は小学生でマリオ2の他に「ゼルダの伝説」やその続編である「リンクの冒険」、「パルテナの鏡」なんか遊んだことがあるがゼルダ系以外はほとんどクリアできなかったという事実。本当にアクションよりもRPGが好きになったのもこの頃かなと思いますね。ROMカセットとはいえ、ドラクエは本当に面白かったし…。