にゃんぴーのバトル講座をやるのは2週間ぶりかなということで、第5回まではシングルバトルについて説明しましたが、今回からはダブルバトル。ダブルバトルはというと2匹同時にポケモンを繰り出して戦う対戦形式のことでGBA以降の公式大会ではダブルバトルで行われていたのでやったことのある人は多いと思います。


シングルバトルとの違い
1対1で対戦するシングルバトルと違ってダブルバトルでは基本的に2対2で戦うことになります。つまり、ダブルバトルではポケモンが使う技を選ぶと同時にどのポケモンに対して使うか選ぶ必要があります。ただ、技の中には1匹だけでなく、相手2匹や自分以外に効果を及ぼすものもありますし、自分にしか作用しないものもあります。

ただし、相手2匹や自分以外に効果を及ぼす技の場合はシングルで使う時と違って、通常の3/4の威力になってしまうので注意してください。なお、先にダメージを受けたポケモンが倒れたりするなどダメージを与えるポケモンが1匹しかいない場合は本来の威力に戻ります。また、ダメージを受ける順番は素早さの高い順となっています。


ダブルバトル専用の技・特性
技や特性の中にはダブルバトルしか効果を発揮しないものもあります。

てだすけ
相方の攻撃技を1.5倍にしてしまう技で、「じしん」や「なみのり」といった複数匹に効果のある技に使うと効果的かも。ワタッコやラティアスラティオスの「てだすけ」を受けての「じしん」は強力だったりします。
このゆびとまれ
相手が使った技を強制的に自分へ向かせる技。 「トリックルーム」を確実に発動させたいときや「はらだいこ」を使う時に使われることがあるけど、全体攻撃技には効果がないので注意。
ひらいしんよびみず
自分以外のポケモンが使った電気タイプの技を強制的に自分へ向かせる特性。「このゆびとまれ」と同様に全体攻撃には効果がない上に相方の電気タイプの技を自分に向いてしまうので注意。なお、よびみずの特性の場合は水タイプの技となります。
プラスマイナス
プラスとマイナスの特性を持ったポケモンがバトル上にいる場合、特攻が1.5倍になります。 ただ、これらの特性を持つポケモンは現時点でプラスルプラスル2、マイナンマイナン2、ブラック・ホワイトの新ポケモンであるギアル系しかいないうえに組み合わせ上「じしん」などの地面タイプの技に弱いという欠点もあるので実用性は低め。

縛り
シングルと違って、ダブルでは縛りという概念があります。縛りというのは自分のポケモンが相手のポケモンよりも先手でかつ一発で倒せるというような状況を指します。たとえば、自分がサンダースサンダースとボーマンダボーマンダで相手がスターミースターミーとメタグロスメタグロスとした場合、行動順がサンダース→スターミー→ボーマンダ→メタグロスとなるので、スターミーの「れいとうビーム」でボーマンダを1発で倒せるものの、サンダースの「10まんボルト」でスターミーを倒せる状態となっているので実際はスターミーがボーマンダに向けて「れいとうビーム」放つことができません。つまり、サンダースがスターミーを縛っているということになります。という具合に相手のポケモンを縛るということは行動させないということになるので有利に戦いを進めることができます。


ということで、今回はここまでとします。