再考察シリーズも3回目。今回はカビゴンを考察したいと思います。カビゴンと言えば、素早さが低いもののパワーのあるポケモンの代表格だったりします。
にゃんぽけX

カビゴン
タイプ:ノーマル、特性:あついしぼう or めんえき
HP:160 攻撃:110 防御:65 特攻:65 特防:110 早さ:30

種族値をみて分かる通り、素早さが低いものの、HPや攻撃力が高いポケモンなんです。DPでは「トリックルーム」を使ったパーティのアタッカーとして使われることが多いとか。ということで、まずはトリックルームを前提にしたパーティから。

 右矢印おんがえし or すてみタックル/かみくだく or ほのおのパンチ or じしん or いわなだれ or じばくの中から2つ/まもる

メインウェポンとして「おんがえし」もしくは「すてみタックル」が考えられるが、後者は反動があるものの威力が120と「おんがえし」よりも大ダメージを与えられるのが強みだったりします。ただ、耐久力を犠牲になってしまうということもあり、トリックルーム下で使う場合を除いて「おんがえし」一択でOKと思います。カビゴンの本当の強さはメインウェポンで無く、タイプ一致の「じばく」じゃないかなと思います。「じばく」は威力が非常に高い上に2対同時に攻撃できることもあり、ダブルでの破壊力は相当のものだといえます。おまけに耐久力も高いために「じばく」される前に倒すことは至難の業。本当にカビゴンがいるだけで相手にとっては相当のプレッシャーになるんじゃないかなと思いますね。


一方、シングルだと

 右矢印おんがえし or のしかかり/かみくだく or ほのおのパンチ or じしん or あくび or ねむるの中から2つ/のろい

といったように「のろい」を絡んでくることも。ただでさえ、攻撃力と耐久力の高いポケモンなのに「のろい」を積まれてしまうと手をつけられなくなってしまうことも。ただ、HG・SSでは多くのポケモンが「けたぐり」が覚えられるようになったために「けたぐり」で対処されてしまうこともしばしば。ダブルやシングルも絡めて時代が下るごとに弱くなっているかなと思います。

というのが、HG・SSが登場した後のカビゴンだが、対戦で使うようになったのは金・銀だったりします。特殊耐久力が強化された上に「のろい」や「はらだいこ」が追加されたりとカビゴンにとっては追い風だったんですね。その後、鈍いを主軸にした戦い方は変わらなかったし、XDで「じばく」が使えるようになったこともあって、ダブルでも台頭することになるんですね。

ということで、次回もお楽しみ。