前回はメタグロスを再考察しましたが、今回は対戦で根強い人気があるラティオスラティオスを再考察します。

ラティオスラティオス
タイプ:ドラゴン/エスパー、特性:ふゆう
HP:80 攻撃:90 防御:80 特攻:130 特防:110 早さ:110

データをみると分かると思いますが、特攻と素早さが高くて特殊アタッカー向けといった感じ。おまけに「りゅうせいぐん」をはじめ、「10まんボルト」や「れいとうビーム」といった優秀な特殊技を数多く覚えされる点も評価されます。

と書いてみたけど、「りゅうせいぐん」が登場したのはDPになってからで第3世代では「ドラゴンクロー」(当時は特殊)を覚えさせていたとか。おまけにこの当時は擬似乱数が発見されていなかったことから直前でレポートを書いて捕まえてみて個体値や性格が十分でなければリセットの繰り返しでした。それが、発売から4年後、2008年の秋ごろにエメループが解明され、起動から2分近くのフレームに有用な個体値の組み合わせが出ることが判明。そのフレームとは

右矢印7312F(121.86秒) おくびょう,30-27-11-22-26-31

でめざめるパワーのタイプが地面であることからラティオスにとってはうってつけだったんですね。そのため、ラティオスに強いといわれていたメタグロスメタグロスでもラティオスの「めざめるパワー」で思わず大ダメージを受けてしまうなんてこともあったとか。

ただ、今年開催されたWCS2010ではディアルガディアルガと相性が悪かったり、ユキノオーユキノオー+ミュウツーミュウツーの組み合わせに弱かったりと使用率が減ったものの、そのパワーは健在で「てだすけ」と組み合わせればパルキアパルキアやレックウザレックウザといったドラゴン技に弱い伝説なら一撃で倒してしまうほどなんです。


にゃんぽけX
と育てたのはいいものの、GSルール下でのトリプルビートでは1勝もできず、その後のWCS2010の都道府県予選でも採用しませんでした。シラー

結局のところ、使いこなせなかったものの、敵としては何度も出たこともあり、「てだすけ」で強化したフーディンの「れいとうパンチ」で対処したということもあるとか。まあ、物理化された今では考えられないことだが、この当時の三色パンチってフーディンやゲンガーゲンガーといった特殊アタッカーが使っていたんですね。ということで次回はカビゴンを紹介します。