クソゲーハンターの皆さん、ついにお待たせしました。この番組でみうらじゅんやすぎやまこういちさんが認めたクソゲーを紹介するとは何も言えないぐらいです。そのゲームはというと「頭脳戦艦ガル」(デービーソフト(現、ネットファーム)。プレゼンターはTheかれー王がお伝えします。それではこのゲームが残した功罪をご覧あれ。


にゃんぽけX
このゲームの功罪とはなんとファミコン初のRPGと名乗ってしまったんです。しかし、その実態はれっきとしたシューティングゲームなんです。それをスクロールRPGと大々的に詐称したうえに、このゲームがあったためにあの「ドラクエ」スライム2(スクウェアエニックス)も初のRPGと名乗ることができなかったというかられっきとした詐欺行為といってもいいぐらいです。(「ハイドランド・スペシャル」(東芝EMI)などドラクエよりも先に発売されたRPGは存在するとか。)
シューティングといってもグラディウス(コナミ)と同様にパワーアップはするみたいだが、アイテムによるパワーアップではなく、戦闘の蓄積によって徐々にパワーアップするような感じなのでこれをスクロールRPGと名乗っていたじゃないかなと思います。ただ、知らないうちにパワーアップするようなこともあり、この点は不明瞭というしかありませんけど…。


にゃんぽけX
このゲームはジスタス21を操ってドラッグを破壊するのが目的だが、ドラッグに会うにはパーツを100個集める必要があるとか。このパーツはエリアごとに1個しかないため最低でも3周はしなければならないという漢仕様。おまけにラスボスのドラッグそのものも背景に同化しているうえに、容赦なくスクロールしてしまうという始末。しかも、ドラッグを撃ち逃してしまうと最初のステージに戻されてしまうというから嫌がらせとしかいえませんね。そういうこともあってかクリアした人は相当の忍耐力の持ち主じゃないかなと思います。ちなみに、コンティニューという甘ちょろいものは無いのであしからず。


にゃんぽけX
パワーアップはするものの、アイテムでパワーアップしないものの、このゲームにもアイテムはあるみたいで、1UPするものやパーツの残りが減るものもあれば撃ち続ければ得点が高くなるが撃ちすぎると集めたパーツがすべて没収されてしまうというとんでもないものの。せっかくパワーアップする上にアイテムがあるんだからパワーアップするアイテムがあってもよかったのではないかなと思いますね。


にゃんぽけX
クソゲーの産み親であるみうらじゅんでも一番クソと思ったゲームとして挙げられ、クソゲーまとめWiki でもクソゲー判定を出しているにも関わらず今回のベストオブクソゲーは「フォーメーションZ」orz

まあ、シューティングをプレイしている人であれば忍耐力があればけっして難しいものではないし、パワーアップや地底ステージでは分岐によって難易度が変わるといった要素もあるのでRPGと名乗らずにシューティングと名乗っていればまともに遊べるものになれたかもしれないと思えばむしろ誤った広告宣伝によってクソゲーになってしまった作品じゃないかなと思います。