全国のクソゲーハンターの皆さん、お待たせしました。そして、これまでにこの番組の前身でもある伝説のクソゲー大決戦を含めると28本のソフトを紹介しましたが、メーカーの内訳をみると…。
サン電子 5本
ジャレコ 5本
アイレム 5本
デービーソフト 4本
データーイースト 2本
ボーステック 2本
テクノスジャパン 2本
ビック東海 1本(突然マッチョマン)
ケムコ 1本(シャドーゲイト)
ナムコ 1本(ドラゴンニンジャ)
なぜかサン電子やジャレコ、アイレム、デービーソフト(ネットファーム)の4つのメーカーに集中しているような気も…。ジャレコの場合、「黄金の絆」(Wii)でクソゲーであることをあっさりと認めてしまったりとクソゲーに対しては寛容なところもあるけど、 自分が作ったゲームがクソゲーだと言われたらたいていの場合、怒ると思いますし…。おまけにこの番組を放送しているMONDO21はゲームレコードGPなどといったゲーム番組を数多く抱えているだけにむやみにメーカーとトラブルを起こすなどといったリスキーな事をしたくないのが実情かも。というわけで、今回もクソゲーを紹介したいと思います。
まずはスパローズが「フォーメーションZ」を紹介。ロボットが飛行機に変身するシューティングゲームらしいが、「トランスフォーマー コンボイの謎」(タカラ(現、タカラトミー))のほうが「フォーメーションZ」と似たゲームシステムでありながらクソゲーとして名高いし…。ただ、タカラは「トランスフォーマー~」のほかに「ロストワード・オブ・ジェニー」といった数多くのクソゲーを出しているにも関わらず1度もこの番組で紹介されていないんですね。ということは本当は「トランスフォーマー~」を紹介したかったが、タカラトミーから許可が下りなかったために安牌であるジャレコから出している「フォーメーションZ」にしたというのが憶測じゃないかなと思います。
と言いたいところだけど、さすがゲーム芸人というだけにクソゲーと思わせるポイントを抑えているんですね。ちなみに、このゲームはBGMが無いことをやり玉に挙げているが、「パックマン」(バンダイナムコゲームズ)だってゲーム中はBGMは無いわけだし、これだけでは説得力がないのでは
それに対して、「トランスフォーマー~」なら弾が見づらいとか画面がチカチカするというだけでそれなりにクソゲーとしての説得力があるわけだし…。
しかも、最終ボスが「グラディウス」(コナミ)に登場するビックコアのパクリだといっても実はこのゲームが先に発売されていたというオチも。結局のところ、溜め打ちで強力なショットが撃てたりとクソゲー要素はほとんど無かったりするが、弾を撃たずにプレイするとほとんど音の無いつまらないゲームに変身するとか。普通は弾を撃ちますし、このゲームをクソゲーとしてアピールするための便宜にすぎませんね。
ということで、後半の「頭脳戦艦ガル」(デービーソフト(現、ネットファーム))に移るわけだが、こちらの方がゲームジャンルを詐称するなどこの番組の中でも屈指のクソゲーだと思われるのでこれについては次回紹介したいと思います。それにしても、ジャレコも「ミシシッピー殺人事件」のほかに「燃えろ!プロ野球」などといったクソゲーもあるわけなので無理に「フォーメーションZ」を紹介しなくてもいいのではないかと思いますね。