昨年の11月からMONDO21で放送されるたびにブログで感想を述べてまいりましたが、MONDO21のホームページ で確認する限り残すところあと3回。今回紹介するゲームはというと1988年にボーステックから発売された「アスピック 魔蛇王の呪い」と1986年にサンソフトから発売された「デッドゾーン」の2本。しかも、その中に購入したことのあるソフトが1本含まれているんです。まあ、遊んだことがあるゲームが紹介されることはあっても、買ってしまったゲームを紹介するのはこれが初めてだったり…。ただ、世の中にはクソゲーまとめWiki でクソゲーと認定されるぐらいの酷いものもあるとか。
前半はというとフジタさんが「アスピック」を紹介。見た感じ何の変哲のないRPGみたいな感じだが、王宮の中に入ると3Dダンジョンになったりとどちらかといえば女神転生シリーズ(アトラス)に似たような感じかも。ただし、「女神転生」に比べると画面が小さめになっているところが気になりますけど…。
戦闘になるとアクションになっているものの、このような戦闘は「リンクの冒険」(任天堂)やテイルズシリーズ
(バンダイナムコゲームズ)でプレイ済みなので特に変わったようなものはないかも。ただ、強いて言えばひたすら敵を斬りつけるといった感じでテイルズシリーズみたいな派手さもなければアクション性がほとんどないといった感じでしょうか。
しかし、このゲームの最大のポイントといえばアスピックという魔物を倒して姫を救うとなんと主人公であるサムソンが悪役になってしまうというどんでん返しが…。これまで敵だった魔物を仲間にできたりとアスピックを倒す前とは180度立場が変わってしまうんです。しかも、王宮で王様を倒して今度こそ姫を救うのかと思いきやサムソンがアスピックになってしまうんです。魔王を倒す勇者が逆に魔王になってしまうというあまりにも衝撃な結末だけどエンディングはこれ1つだけ。まあ、最後までプレイすれば間違いなくトラウマになってしまいそうかも。

一方、後半はというとヒットマンが「デッドゾーン」を紹介。実はこれこそが買ってしまったソフトだったりします。ただ、自分の場合は地下の廃棄所を脱出したものの手詰まりになってしまいクリアすらできなかったという苦い経験を持っています。まあ、自分も「探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件」(データイースト(現版権、アークシステムワークス))で最後のところで解けなかったという経験もあるのでこれだけでクソゲーとは言い切れませんけど…。
前置きはさておき、スペースコロニーを舞台にしたアドベンチャーゲームだが、地下のは廃棄所でロボット(キャリー)を発見して作動させようとするとなんとロボットが「キャリー、どぅぇ~す」としゃべるんです。この声を聞いた瞬間、驚きを覚えました。今ではしゃべるゲームは数多くあるけど、この当時はほとんどなかったんですね。
その後、地下の廃棄所を脱出して上の階へと進むとローディングの後に「でっどぞーん」なるタイトル画面が出て、始めるとどっかで見かけたようなゲームが…。実は「いっき」(サンソフト)のボーナスステージをモチーフにしたミニゲームでおにぎりを全部とらない限り本編に戻れないんです。SFの世界なのにロボットにおにぎり
を食べさせるとはシュールすぎるというかサンソフトっておにぎりがお好きなんですね。
そんな具合にストーリーを進んでいくと恋人であるマリーを救出するものの、その直後、このコロニーのコンピューターであるライオネックスが現われるものの、ライオネックスに対して暴言を吐いたために自爆装置が作動し、キャリーを残してコロニーを脱出したところでエンディング。「アスピック」の結末に比べれれば案外まともな結末といった感じでしょうか。もちろん、遊んだことはあるものの、エンディングまで行ったことがないので何も言えないけど…。
という具合に今回も2本のソフトを紹介しましたが、今回のベストオブクソゲーはというと「アスピック」。逆にいえば自分がプレイしたことのある「デッドゾーン」がベストオブクソゲーに選ばれなくて良かったと思います。もし、自分が所有していたソフトでクソゲーといわれてしまったらショックを受けますし、これこそトラウマになってしまうかも。