只今、この番組が放送されているMONDO21では「MONDO21 大ゲーム祭」なんてやっているけど、前回は「大クソゲー祭」といってもいいぐらいすごいものをお見せしちゃいました。特に「レリクス 暗黒要塞」(ボーステック)なんかはマジにしばらくお待ちくださいの嵐で良く言えば「ロード祭」、悪く言えば「ロード地獄」といってもいいぐらい酷い内容でした。今回もそれを上回るゲームが出てくるかしら。



にゃんぽけX-100306_2233~01_Ed.JPG

今回のトップバッターはというとThe かれー王さんで彼が紹介したクソゲーはというと「メルヘンヴェール」です。このソフトはというと1985年にシステムサコムがPC向けに出したゲームをサンソフトがファミコン・ディスクシステム向けに移植したものなんです。ちなみに、このソフトを開発したシステムサコムはというとスクウェア(現、スクウェア・エニックス)が中心に立ち上げたDOGに参加していたりしますし、確か1998年に「ムーンボールマジック」というゲームをファミコン向けに出したんですね。まあ、普通ならDOGレーベルで出してもおかしくないのに「いっき」や「アトランチスの謎」をはじめとする迷作を数多く出しているサンソフトに任せたかが謎だったりします。その分、クソゲーハンターなら香ばしそうな感じもしますけど…。


にゃんぽけX-100306_2242~01_Ed.JPG
とにかく内容はというとアクションロールプレイングゲームみたいな内容だが、攻撃方法が飛び道具がメインということもありシューティングゲームの要素が強かったりします。ただ、謎解きのほうは超難解らしく一見すると穴に落ちてゲームオーバーになりそうな箇所が正解ルートだったり、その先にあるアイテムを取って戻ってある場所に行けばクリアだが、アイテムを取る場所にいる敵キャラが倒せないうえに攻撃が激しかったりとけっして生易しいゲームでもないみたいです。
しかも、最終面で扉の前に行っても1つでもアイテムの取り逃しがあれば扉が開かないうえにアイテムを取りに戻ろうとしても1ステージ前までしか戻ることができず、取り逃したアイテムの種類によってはハマってしまうなんてことも。「ドルアーガの塔」ドルアーガの塔(バンダイナムコゲームズ)でも特定のアイテムを取らずに最終面に進もうとすると前の面に戻されてしまう(ZAP)なんてこともあるが、一層のこと扉が開かなかった時にはランダムで前のステージに戻させた方が良かったのではないかと思いますね。


にゃんぽけX-100306_2246~02_Ed.JPG

一方、後半はというとフジタさんが「ナイト・ロアー」(ジャレコ)を紹介。彼はファミ通の読者アンケートで最下位と言っていたけど、クソゲーというぐらいならセガサターンマガジン(現、ゲーマガ)の読者投票ランキングで最下位を独走したデス様ごと「デスクリムゾン」(エコールソフトウェア)のほうが著名ということもあり、どの期間が分からないファミ通の読者アンケートよりはサタマガの読者投票ランキングやかつてファミマガがやっていたゲーム通信簿のほうが信憑性があるのかなと思いますね。ちなみに、ファミマガのゲーム通信簿ではこのゲームが歴代最低点をたたき出した(なお、歴代最高点は「ドラクエII」ローレシア(スクウェア・エニックス)の28.02点)とかそういう意味でフジタさんが言うことには偽りがないといえますけど…。


ちなみに、ゲームのほうはというとクォータービュー型のパズルゲームという感じで80日以内に魔法使いのエリアで10個のアイテムを置けばクリアという形だが、クォータービュー特有の操作しづらさに加えて、1個ずつアイテムをゲットしては魔法使いエリアで置かなければならなかったりと作業ゲーといった感じ。しかも、夜になるとオオカミオオカミに変身するわけだが、変身シーンは踊る上に操作不能ということもあって足場の下がとげのところで夜になったり、朝が来るとそのまま1人失ってしまうことも。


にゃんぽけX-100306_2250~01_Ed.JPG

しかも、10個のアイテムを置くとステージクリアで9ステージで1周というわけだがこれがなんとドットの荒い主人公がバンザイするようなシーンだけだったりします。


にゃんぽけX

似たようなものとしては「ボコスカウォーズ」(アスキー)なんかがあるけど、あちらの方がメッセージ以外それほどドットが荒いなんてことはないんです。おまけにボコスカと同じように1周クリアしても2周目があるわけで1周目とは違ってアイテムが透明になっているうえにセーブも出来ない(厳密では1周目のステージ9から)という鬼仕様なんです。おまけに2周目をクリアしても主人公の服か赤い服になるだけでまるで骨折り損のくたびれ儲けと言った感じでしょうかはてなマーク


にゃんぽけX-100306_2232~01_Ed.JPG

今回は前回に引き続きディスクシステムのゲームを2本紹介しちゃいましたが、ベストオブクソゲーに輝いたのはTheかれー王さんが紹介した「メルヘンヴェール」だったりします。まあ、クォータービューで操作しづらいと言ってもコントローラに限っての話でジョイスティックで操作したりピエール瀧さんがやっていたコントローラを縦で操作すれば難なく操作できることも。そういう意味で見事クソゲー候補を攻略したのかなと思いますね。それに対して、「メルヘンヴェール」はというとピエール瀧さんでも攻略できずということで「君は気絶するほど熱くなる」ようなことは無かったみたいです。今度こそは「君は気絶するほど熱くなる」ようなクソゲーをお待ちしていますよ。といっても、熱くなるぐらいプレイできるのであればクソゲーと言い難いところもあるし…。