番組が開始してからこれまでに14本のクソゲー候補を紹介しましたが、最初の2回を除いてはクソゲーと思えるあんまりなかったような気もします。とりわけ、前回の放送では「東海道五十三次」(サンソフト)と「鉄道王」(デービーソフト(現、ネットファーム))を紹介しましたが、どちらもクソゲーとは言えずついにベストオブクソゲーが出ないという異常事態に。とりわけ、「鉄道王」はというと財産交換イベントいうとんでもないイベントがあるものの、このソフトがあってこそ桃太郎電鉄桃太郎(ハドソン)があると思います。


前書きはこれぐらいにして、今回こそは叩きたくなるクソゲーを期待するとしてまずはスパローズが「モンティのドキドキ大脱走」(ジャレコ)を紹介。意外な事に過去7回放送されたソフトはすべてファミコンのROMカセットファミカセでこのソフトがこの番組で初めてのディスクシステム向けに供給されたソフトだとか。


にゃんぽけX
そんなことはどうでもいいとして、タイトルからみると脱獄牢屋するようなゲームみたいにみえるが、無実の罪で収監された青年(モンティ)が脱獄したことから物語が始まるみたいで、要するに大脱走と言いながら実は脱獄後だったというようなオチなんです。ちなみに、肝心のゲームのほうはアクションゲームで真犯人の写真を完成させて裁判で無実を証明することが目的だとか。ただ、肝心の写真はというとニセモノも混じっているみたいで片っ端から写真を集めるしかなかったりします。しかも、どこに隠されているかは全くのノーヒントなんです。


にゃんぽけX
ちなみに、モンティは最初からいろんな武器を使うことができるが、まともに使えるのがブーメランだけで後は弾数が少なすぎたり、威力が低すぎたりと全く使いものにならない武器も。おまけにサブウェポンも選べるみたいだが、攻略に必要なのは水中でライフが減らない酸素ボンベだけで他のものは全く役に立たないものばかり。つまり、ブーメランと酸素ボンベだけでことがたりてしまうぐらいだからせっかく選べるとはいっても武器による自由度はほとんどないみたいですね。


にゃんぽけX
写真のパーツを集めて、最終ステージに進むと今度は裁判所で真犯人の写真を完成していくわけだが、ここだけパズルゲームになっているんです。しかも、ニセモノのパーツを選んだり制限時間内に完成させないとその場で再収監されてゲームオーバーになるというからちょっとシビアすぎるかも。武器が選べるわりには固定されたり、最後の最後でパズルゲームをやらされたりとアクションゲームなのにちょっと中途半端なところも。いっそうのこと、パズルゲームにしたほうがよかったかなと思ってしまうぐらいです。タイトル名からもパズルゲームのほうが似合いそうだし…。本当に脱走したモンティが真犯人の写真を探して無実の罪を晴らすのが目的なのに写真のパーツを集めるパートをアクションにしたのかが分かりませんね。


そんなわけで、後半のパートも紹介したいところだが、これについては後ほど書きたいと思います。最後にモンティが再収監されるシーンでお別れしたいと思います。


にゃんぽけX
ちなみに、ライフ制でライフが0になると再収監されるみたいだが、ステージの途中でエレベータに乗ってしまうと落ちてしまって再収監されるというトラップも。(同じトラップでスパナスパナもあるとか)ゲームオーバーのシーンが再収監牢屋というのは大脱走らしいといえるかも。