一時期はDSDS-アイスブルーやPSPPSPを凌駕されるものになると期待されていたiPhone/iPod touchipod-touch♪アプリがすでに過当競争に陥っているみたいです。


にゃんぽけX

ちなみに、DSDS-アイスブルーのソフトはというと2月18日現在で1535本(DSiウェアを除く)。それに対して、iPhoneアプリはというとゲームアプリだけで供給開始から1年半で2万4000本にのぼるというから過当競争としかいえませんね。しかも、肝心のiPhoneアプリの価格はというと無料が25%で全体の8割が300円以下の値がつけられているとか。一方、DSのソフトはというと300円以下で買えるDSiウェアが2月18日現在で82本(無料2本、200ポイント80本)と全体としては4割以下に抑えられているうえにパッケージゲームとなれば3000~6000円が相場とか。これではiPhoneで低価格のゲームに慣れてしまったユーザにとってはDSのソフトは高いと感じてしまうかも。
まあ、据え置き機でも同じような現象が過去に発生しており、1994年末にプレイステーションPlayStastionとセガサターンが発売され、当時のスーパーファミコンのソフトが1万円を超えるのがざらだったのが、これらのソフトの価格はというと5800円程度と当時のSFCソフトの半額以下で買えるうえに高性能というからこの当時のゲーマーが飛びついたのもうなづけますね。


ただ、DS、PSPと違うところはというとアプリの売り上げの一部をAppleAppleなどのプラットフォーム業者が徴収されるため販売価格の全部がメーカーの売り上げになるとは限らないとか。そのため、iPhoneアプリはというと新規参入がしやすくなったと引き換えにコンテンツ数の過剰供給が発生してしまい、勝者だけに収益が集中してしまうという構造に陥ってしまったうえにアプリの売り上げの一部がプラットフォーム業者に徴収されるというビジネスモデルも相まってか一部を除いて儲からなくなってしまったじゃないかなと思っています。


ただ、iPhoneのビジネスモデルが儲からないといって手をこまねいているわけにもいかないのも事実。ゲームジャーナリストの新清士さんの演説ではプラットフォーム戦略の成功例として『涼宮ハルヒの憂鬱』ハルヒあげましたが、ポケモンプラスル2にしても1月に年内に向けて完全新作を出すと発表したと思えば、映画の情報を公開するにつれてゾロアークといった新ポケモンを出したりと物語性を作りだしているじゃないかなと思います。これについてはハルヒとほとんど同じ手法なんですね。


iPhoneは儲からない? (ファミ通)