ゲーマー芸人らが面白おかしいクソゲーを紹介しちゃうという番組だが、今回は5回目に突入。
前半はというとヒットマンが「愛先生のO・SHI・E・TE わたしの星」(アイレム)を紹介。ちなみに、このゲームは占星術師のマドモアゼル・愛先生が監修した占いソフトで…。ということはすでにゲームではないみたいですけど…。
希望小売価格のほうが1万2800円でなんとファミコンの本体に匹敵するとか。ただ、このソフトが発売したのは1993年でスーパーファミコンの全盛期ということで1万円を超えるソフトは珍しくなかったものの、スーパーファミコンに限った話のことでファミコンで1万円を超えるソフトとなれば光栄(現、コーエー)が出したゲームがほとんどでこれ以外のソフトとなれば数えるほどしかなかったみたいです。ちなみに、ファミコンソフトで最高価格だったのが「三國志II」(コーエー)の1万4800円で、「愛先生~」はというと4番目に高いソフトだったりします。
まあ、「三国志」シリーズであれば国力を高めて優秀な人材を登用し敵国を攻めるだけでなく、外交や合戦での策略といった駆け引きなんかもあったりとゲームとしては洗練されたものになっていて1万円を超えても買う価値はありそうだけど、単に占うだけで1万2800円とはちょっとボッタクリですね。
一方、後半にフジタが紹介した「高機動戦闘メカ ヴォルガードII」(デービーソフト)はというと同じ時期に発売した「頭脳戦艦ガル」と対比されているみたいだけど、ガルが自称スクロールRPGとしながら実際はれっきとしたシューティングゲームだったり、1面に1つしかないパーツを100個(しかも、全部で30面しかない)集めなければならなかったりとクソゲーとして叩かれたのに対し、こちらは何十発当たっても死なないシューティングゲームとしてネタにされたとか。ちなみに、死なないといっても破壊されてしまうとその場でゲームオーバーになってしまうのであしからず。
ただ、このゲームはというとPOWERという概念があるらしく、ショットを撃つたびにPOWが減ってしまい、0になってしまうとそれ以上攻撃できなくなってしまうのでむやみに撃つわけにもいかないみたいです。ただ、敵に体当たりしたり(ダメージが蓄積されてしまうけど)、たまに出てくる補給船を捕まえるとPOWが回復し、その時のPOWの量によっては連射できたりバリアが張れたりとパワーアップできるみたいです。
という具合にゲームが進んでいくわけだが、レベル4で100万点を達成したのをメーカーに送るとなんと勲章がもらえたとか。まあ、約24年前に発売されたゲームなのでキャンペーンそのものは終了していると思いますが、実はガルでも同じようなキャンペーンを行っていたとか。こちらは20万点でジスタスバッジ、100万点でガル勲章だったような気も…。
という具合に今回も2本の中からベストオブクソゲーを選ぶわけだが、今回はというと「愛先生~」に軍配。「ヴォルガードII」が箱付きで5~600円で買えるのに対し、「愛先生~」は今でも7~8000円で取引されているのが理由だとか。まあ、典型的なボッタクリゲーみたいなものだが、「ヴォルガードII」はというとWii
のバーチャルコンソールで500Wiiポイント(円)で配信されているんです。ということで、興味のある方は遊んでみてはどうでしょうか
もちろん、ピエール瀧さんと同じように面白いかどうかは保証できませんけど…。