MONDO21で絶賛放送中の「新・伝説のクソゲー大決戦」も第3回目。しかも、Wikipedia
にもゲームレコードGP
に次いで記事に書かれる
など知名度もまずまずといった感じでしょうか
ということで、今回も張り切って視聴した感想でも書きたいと思います。
さて、今回はヒットマンが「ジッピーレース」(アイレム)に対し、スパローズがなんと「スーパーアラビアン」(サンソフト)を紹介しました。まあ、どちらも参入第一弾のソフトであるが、前者はのちに死ゲーの代名詞と言える「スペランカー」や前回の放送で紹介した「魔鐘」を輩出したのに対し、後者はみうらじゅんから初めてクソゲーと認定した「いっき」やあの「たけしの挑戦状」(タイトー)と並ぶクソゲーとして超有名な「アトランチスの謎」といった迷作を輩出したメーカーなんです。ということで、どちらもクソゲーを輩出したメーカーとしては負けられない戦いになりそうかも
(冗談だけど…)
前置きが長かったが、「ジッピーレース」のほうはというと単なる縦スクロール型のレースゲームでバイクに乗ってアメリカを横断するというもの。プレイしたことはないものの、過去ゲームレコードGPでこれを使った縛りプレイを見たことがあります。あの時はロサンゼルスからラスベガスまでの事故禁止タイムアタックなんてことをしたけど、本来は順位を競うものだとか。なお、レースそのものは90台で繰り広げられるみたいでプレイヤーがバイクに対し、ライバルはというとすべて車
だったりします。そんなわけで、最近のレースゲームに比べると目劣りするものの当時の技術にしてはよくあるゲームで、順位という要素を取り入れたという点は特質に値するといえます。しかも、目的のニューヨークに着いても排気量の大きいバイクに乗って再びレースが繰り広げられるなど高次周になるにつれて難しくなっているみたいです。
とゲームの概要を述べてみたけど、道中は縦スクロールなのに目的地に近付くと3D画面に。ゲームレコードGPで見た時には3D画面が出たところでゴールとしてしまったためにいわゆるデモ画面と思い込んでいたが、なんと車が正面からこちらに向かってくるんです。(もちろん、接触すればミスなんですけど…)したがって、目的地に着いたからといって安心できないというわけ。
ちなみに、これを含めた初期のアイレムのゲームソフトはというとLEDが付いており、電源を入れるとカセットが赤く光ったとか。所詮、子ども騙しみたいなものだが、当時のゲームソフトとしては画期的だったといえますね。
その一方で後半はというとスパローズの2人が「スーパーアラビアン」を紹介。こちらはサンソフトがファミコンに参入して初めて出したソフトだが、要は「アラビアン」というアーケードゲームの移植だったりします。ところが、主人公の攻撃手段は蹴りのみなのにつぼを回収してクリアすると剣を持って喜んでいたりと「剣を持っているなら剣で攻撃しろよ」と突っ込みたくなるぐらいです。なお、敵キャラを3匹同時倒すとスーパーアラビアンにパワーアップできるらしいが、敵が3匹一緒に並ぶのは稀でスーパーアラビアンになった人はいるのと思いたくなるほどです。まあ、クリアするよりは難しそうだけど…。
という具合に全部で4面あるけど、特に3面の城壁が滅茶苦茶なんです。しかも、アラビアンが穴があるところに立っても落ちないし、ブロックみたいは背景だったなんてことも。おまけに後半面ということもあり、敵キャラの湧くスピードも速く、全4面の中でも最難関と言われるぐらいです。ちなみに、スパローズはクリアするまで3時間かかったとか。
全面クリアしてレイラ姫を助けると謎のアルファベットが…。実はキーワードをすべて集めて付属していたハガキに記入して送ると先着で1072名に何らかのプレゼントがもらえたとか。(ちなみに、24年前に発売したゲームなのですでに終了していると思いますけど…。)ちなみに、全面クリアするとレベルが上がり難しくなるということもあり、キーワードをすべて集めた人がいるかどうかは疑問だったりします。ちなみに、その後のゲームでもこういった手のプレゼントは行われたみたいで「いっき」も含まれているとか。このキーワードを集めるのがバカバカしいのかそれともやり込みとして認めるかは皆さんの想像に任せるとして。
なお、今回のベストオブクソゲーはというと「スーパーアラビアン」でした。まあ、その後「いっき」でみうらじゅんから初めてクソゲーと認定され、「アトランチスの謎」では操作性の悪さや全部で100ゾーンあるにも関わらず使われていないゾーンがあったりとクソゲーの代名詞を築いただけでなく、「水戸黄門II 世界漫遊記」ではあまりにも時代劇を逸脱する内容だったりと数々のクソゲーを輩出したのはいうまでもなかったりします。