近年、マンガ誌を含めていろんな雑誌が休刊もしくは廃刊に追い込まれているが、なんとポケモンを扱っている雑誌にも出版不況の影が…。
なんと、コロコロコミックを発刊している小学館が「小学五年生」と「小学六年生」を今年度末の号をもって休刊するとともに新たな学習漫画雑誌として「GAKUMAN PLUS(仮称)」を創刊することを発表したんです。GIGAZINE というニュースサイトにはこれらの雑誌の最新号の表紙画像が載っており、ポケモンHG・SSの攻略をはじめポケモンのマンガもあるとか。特に「小学四年生」~「六年生」にはポケスペが連載されており、単行本だけでも読んでいる人もいるのではないかな。
同じポケモンを扱っている「コロコロコミック」は100万部近く売れているなど好調な反面、学年誌のほうは学年が進むにつれて低迷しているみたいで、とりわけ高学年向けの学年誌となると5~6万部と深刻な状況になっているとか。こういった学年誌は学習向けのに発行したと思われるが、ゲームやファッションといったいろんな趣味を詰め込んだだけでは専門誌には勝てないんですね。1922年に創刊するなど歴史のある雑誌だけにこんな形で休刊するのは残念だけど、これも時代の流れというものでしょうか
となればポケスペの処遇も気になりますね。現時点ではプラチナ編が「小学四年生」にダイヤモンド・パール編が「五年生」と「六年生」に掲載れているが、来年度は「四年生」を除いて発行されないために「コロコロ」(こっちは穴久保版が…)などの同じ小学館の漫画誌に移行という形になりそうだけど、最悪の場合ポケモンファンなどの不定期発行の雑誌で継続ということもあり得るかも。本当にエメラルド編の場合はポケモンワンダーランドに移行してしまい、1年3ヶ月も連載がなかったうえにVol.11の発行が未定ということで残りの分は単行本での発行になったこともあるぐらいですから。しかも、HG・SS編もどこで連載するかも現時点では分からないし…。
ほとんどポケスペの話になってしまったが、今後学年誌だけでなく、ゲーム誌に広がってしまう恐れがあると考えると冗談な事ではないかも。本当に2007年にはコロコロのライバルであったコミックボンボンが休刊しただけでなく、先月にはコミックブンブンも休刊の憂き目にあっているし、同じ学習誌路線ではベネッセの「こどもチャレンジ」や「進研ゼミ小学講座」
に大きく水をあけられていたりと「小学一年生」~「四年生」はリニューアルしたうえで来年度も残るとはいえ、今後も残る保証はどこにもないと思います。
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小学館の学習雑誌「小学五年生」「六年生」が休刊 (GIGAZINE)
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