昨年の夏にマジコンを販売する業者に対し、不正競争防止法に基づいて差し止めや損害賠償を訴訟を行い、2月にそれらを認める判決が出たことは知っていると思います。あれからネットオークションでは楽天楽天やAmazonマーケットプレイスAmazon.co.jpに次いで最大手であるヤフオクヤフーロゴで出品禁止物に指定されるなどマジコンそのものを見かけることはなくなったものの、秋葉原の路上では未だにマジコンを平然に売っているところを見かけるなど判決が出たにも関わらず、輸入・販売を継続しているところは後を絶たないみたいです。


ということで、任天堂も黙っておらず、販売の中止を求める警告書を送るなどしたものの、無視するケースも多く見受けられたためにマジコン販売業者に対し、販売の差し止めや損害賠償を再び行うことに。前回と同様に、今回も認められると思いますが、DSソフトを違法アップロードした者に実刑判決が出るなどマジコンをめぐる環境は日増しに厳しくなるばかり。最近ではShareでDS用ソフトをアップした男が逮捕された事は記憶に新しいかも。


ちなみに、今回の訴訟にあわせて任天堂側も情報提供を窓口を設けており、皆様から任天堂の商品・サービスに関する不正商品や違法行為についての情報を求めているとか。おまけに、来年には著作権法が改正され、DS用のゲームソフトを無断でアップするのはもちろん、アップしたサイトからダウンロードしても違法になるみたいです。ということで、今後はマジコンを使うのはもちろん、海外サイトなどからゲームをダウンロードしてエミュレータで遊ぶのはやめてくださいね。


なお、著作権法の改正に関してコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)などの11団体はいわゆる裏もの系の雑誌に対して違法サイトの掲載を自粛するように要請されたとか。どっちにしろ、ニンドリやファミ通といった一般のゲーム誌がある一方、ニンテンドーDS○%○用ブックとしてマジコンを紹介する雑誌(ムック)もあるのも確かです。ただ、マジコンそのものが違法という風潮もあってかこういった裏もの雑誌は消える傾向になりつつあるかもしれませんね。