これまでエメループから始まり、プラチナループなんかも触れましたが、最後に乱数調整について気になることをお話ししたいと思います。


まず、考えられるのが乱数調整を使ってゲットしたポケモンって改造と同じなのかということだけど、個人的な意見ではあるがエメループなどの乱数調整を利用してゲットしたポケモンは改造でもありません。改造したポケモンというのはPAR(プロアクションリプレイ)などの改造ツールを使ってレポートを改ざんしてゲットした(作った)ポケモンのことを指します。ちなみに、これらのツールはマジコン対策が施されているDSiDSi・ホワイトでは動くことはできません。それに対して、乱数調整はポケモンで使われているゲームの内部構造を利用したにすぎないので不正な方法で改ざんしていませんし、DPtに至ってはDSiでも利用することができます。そのため、乱数調整を利用してゲットしたポケモンは改造でもなんでもないといえます。


また、コピーして作ったポケモンと同じという意見もありますが、こちらについてはどの方法でゲットしたかで違ってくると思います。確かに同じタイミングでゲットするなら、誰でも同じ結果になるという点でコピーともとれそうだけど、ゲームに負荷をかけているかといえばそうではないといえます。ちなみに、ポケモンをコピーするというバグ技もあるけど、こちらの方がメーカー側としては予期しない使い方であるため結果的にPARを使った時と同じようにセーブデータやゲームに負荷をかけてしまうんです。その結果、レポートが壊れたり、消えてしまうという被害もあるみたいです。


一体、乱数調整って何ものかというと電源パターンの一種だといえます。こういったものは広く使われており、有名なものとしては初期のFFシリーズチョコボやアーケード版のテトリスなんかがあります。これを利用することで一見すると成功率の極めて低いものでも電源パターンで調整すれば簡単にねらうことができることからこれを利用したやり込みプレイだって確立しているんです。つまり、エメループやプラチナループを利用してゲットしたポケモンはというとバグ技や改造ではなく、電源パターンを積極的に利用してゲットしたにすぎないといえます。


ただ、PARなどで最強能力(6V)を故意に作りだしているものという認識から乱数調整を利用してゲットしたポケモンでも改造(チート)やバグ技と同じという意見もあるみたいです。手段的には何の問題のないものだけどこれを利用するか否かは人それぞれだと思います。改造やバグ技とは別物だけど、使いようによっては似たようなものにもなりうるというのが自分プラスル2としての見解だといえます。