前回、プラチナループについてお話しましたが、今回もDPtにおけるもう一つの乱数列についてお話しする予定でいます。
プラチナループと呼ばれているDPtの擬似乱数には通常乱数と孵化乱数という2種類の擬似乱数があるんです。通常乱数は個体の生成なんかに使われるのに対し、孵化乱数はタマゴの性格値の生成やポケッチのランダム判定に使われています。ただ、この乱数の初期シードは通常乱数と同じだが、乱数の進み方が通常乱数と違うんです。といっても、エメラルドやFR・LGのように時間で進行することはないのでご安心を。具体的には次のような行動を起こした時に孵化乱数が進行するみたいです。
- ポケッチの「コイントス」や「ルーレット」を使う → +1回
- ポケッチの「なつきチェッカー」を表示したり、ダブルクリックする → +手持ち×2回
言い換えれば、ポケッチで「コイントス」や「ルーレット」、「なつきチェッカー」を表示させない限り、孵化乱数は進行しません。つまり、孵化乱数を利用するものについては初期シードさえ分かれば乱数の進行をコントロールすることができるといえますね。
ちなみに、前回述べた通り、DPtにおける初期シードはDSの内蔵時計から導くことができるため、起動時間を制御するだけで理想的な性別や特性のポケモンのタマゴをゲットすることだって簡単に出来ちゃうかもしれませんね。なお、タマゴの個体値については育て屋さんの爺さんからタマゴを受け取った時に決まるのに対し、性格や特性についてはタマゴが発見した時に決定されるので爺さん前でセーブすれば性格や特性を固定したまま個体値を厳選してもいいかもしれませんね。
ということは色違いのポケモンもこれが適用されるとか。ちなみに、色違いのポケモンそのものは性格値で決定するみたいなのでタマゴに関しては孵化乱数が適用されるというわけ。これを利用して色違いのポケモンのタマゴだけを狙うというやり方もあるみたいです。こちらは時間経過で進行するエメラルドに比べるとDS時計を弄る必要があるもののはるかに狙いやすいみたいです。ここでは理想的な個体値や性格、特性を狙うのが目的なのでここでは割愛しますが、興味のある方はポケモンの館
に目を通しておくといいかもしれませんね。