前回はエメループの仕組みについてお話ししましたが、今回はこれを利用してポケモンをゲットしてみようと思います。


ポケモンの個体値は擬似乱数によって決定され、エメラルドでは乱数の初期値が0に固定されてしまっているために決定された個体値の組み合わせが順番に現われてしまいます。しかも、その順序が1/60秒単位で設定されているためにタイミングが同じであれば同じ個体値の組み合わせになってしまいます。ここまでが前回の復習となりますね。


では、本題としてこれを利用してみることにします。


ラティオスとラティアスラティアス


昨年の11月の終わりごろ、ネット上で噂になった臆病な性格でめざパが地面のラティオスだけど、あるタイミングで岩に話しかけると簡単にゲットできるみたいです。そのタイミングとはリセットしてから約1分55秒後に岩に話しかけると臆病の性格で個体値が(30-27-11-22-26-31)のラティオス(ラティアス)が出てくるというわけ。確かに1/60秒の世界であるのでタイミングがシビアだが、タイミングさえ合えば簡単に出すこともできるのでお試しあれ。


ちなみに、ラティオス(ラティアス)に限らず、レジ系やカイオーガ、グラードン、レックウザにもこのような手は使えるので理想の性格や個体値がでるフレームを調べてみるのもいいかもしれませんね。ちなみに、伝説のポケモンや御三家ミズゴロウやタンバルといったゲーム中のイベントでのゲットできるポケモンの場合は目標物にAを押した瞬間に個体値が決定されるみたいだが、例外もあるみたいなのでその辺は注意してください。ちなみに、カイオーガやグラードンなどの場合はタイトル画面も含めて約13秒分計算したうえで特定のフレームが来るまで待つのがいいかもしれませんね。


メタモンめたもん


伝説のポケモンなどの固定シンボルものではないものの、砂漠の地下道にいるメタモンもタマゴから育てるときの親として用いられることが多いことから乱数調整の対象になることもあるみたいです。固定シンボルでない以上、決まったタイミングで出そうとするなら「あまいかおり」が必須である上に運が悪いとゴニョニョやドゴームが出ることもあったりと根気のいる作業になりそうだが、これもタイミングが合えば理想の性格や個体値を狙えるかも。ちなみに、リセットから1分強(約63秒)で陽気な性格で個体値が(2-31-11-28-23-31)のメタモンが出るので乱数調整の練習をしてみたい人はここから始めるといいかもしれません。ただ、「あまいかおり」を使った時にエフェクトを考慮して目的のフレームの4~5秒前に使うのがベターだといえます。


なお、218番道路で高個体値のメタモンを探すスレまとめWiki には高個体値のメタモンが出るフレームをまとめているので興味のある方は目を通しておくといいかもしれません。


余談ではあるが、ポケモンのタマゴにも乱数調整ができるみたいです。ちなみに、通常乱数と共有でタマゴができる瞬間に性格や特性が決まり、育て屋さんの爺さんからタマゴを受け取るときに個体値が決まるといった具合ですので、爺前セーブをして目的のフレームで話しかければ高個体値のタマゴも夢ではないかも。


次回はいよいよ、DPtにおける乱数調整をお話ししたいと思います。フレーム単位で調整したエメラルドとはかなり違ったものになるかも。