今回は雪王ごとユキノオーを紹介しちゃいます。ユキカブリの進化系で弱点は多いものの、雪降らしの特性を持っている唯一のポケモンということから霰パではなくてはならない存在なんです。
ユキノオー
タイプ:くさ/こおり 特性:雪降らし
HP:90 攻撃:92 防御:75 特攻:92 特防:85 素早さ:60

素早さはやや低いものの、特攻や攻撃が若干高めで「ふぶき」や「ウッドハンマー」といった高威力のタイプ一致技を自力で覚えられることからアタッカーに使ってもいいけど、「やどりぎのタネ」や「いばる」、「ひかりのかべ」といったダブルでも優秀な補助技も使えるのでこれを利用した戦い方も面白いかもしれませんね。
「いばる」は相手を混乱させるだけでなく、ラムの実やキーの実を持たせて相方の攻撃を上げるという使い方もできるのがダブルでの魅力だったりします。一方、「やどりぎのタネ」は毎ターンHPを吸い取る効果があることから「どくどく」と同じように攻撃の補助に使えそうですね。
ただ、「ふぶき」を使うのであればグレイシアたんなどといった攻撃力の高いポケモンは他にもいるので水ポケモンに対して「ウッドハンマー」や「タネばくだん」を使うといった具合にある程度役割を持たせたほうが無難かも。弱点は多いが水タイプの技だけでなく、氷タイプの技でも強いだけでなく、出すだけで雪降らしの特性で相手の雨パを無力化できるので水ポケモンに対して安心して出せますね。
天候を変える力を持つポケモンだけに素早さも重要になってくるけど、双方とも天候を変える特性を持つポケモンを出した場合は素早さの低いポケモンが優先されます。そこで、できるだけ素早さを低く抑えたいところだが、砂起こしの特性を持っているポケモンはバンギラスとカバルドンの2匹。バンギラスの場合は素早さが61とユキノオーよりもちょっと高い程度だけど進化するレベルが55とかなり高く、補正なしのレベル50戦ではまず見かけませんし、WCSルールでは禁止されています。レベル50のダブルの場合はほとんどがカバルドンとなるけど、こちらの素早さは47とこちらが最遅にしても先手を取ってしまうこともあるので黒い鉄球が必要かも。ただ、先発でなく控えで運用するならトリックルーム併用で相手のメタグロスを抜くという程度でいいかもしれませんね。ちなみに、「でんじは」や「こごえるかぜ」のサポートを前提とするならある程度素早さを調整しておく必要があります。