先日、ハートゴールド(HG)とソウルシルバー(SS)がこの秋に発売されることが決定しましたが、オリジナル版である金・銀はどんなソフトなのという人もいると思うので対戦を中心に解説を交えてみました。


ちなみに、自分の好きなポケモンはプラスルちゃんプラスル2で金・銀の時代にはそんなポケモンはいませんでしたが、キレイハナちゃんなどといった好きなポケモンがいるなどそれなりにキャラクターとしての礎を築いた時期だったりします。ちなみに、オリジナル版はGBゲームボーイ向けのソフトで発売したため、ルビー・サファイア以降のポケモンには対応されておらず、ニンテンドーDSシリーズで唯一プレイできなかったが、HG・SSの発売によってようやくDSでもプレイできるようになるみたいです。


そんな話はさておき、金・銀のポケモンの対戦はどうだったかなとまとめてみました。


努力値・個体値

金銀までとGBA・DSのポケモンですっかり変わってしまったのが、努力値と個体値かなと思っています。現在は6つの能力ごとに個体値が設定されているものの、金・銀までは攻撃・防御・素早さ・特殊の4種類で16段階でした。HPの個体値もあったみたいだけど、こちらは4つの個体値の組み合わせによって決まるというもので今のように独立していませんでした。


努力値もHP・攻撃・防御・素早さ・特殊の5種類しかなく、今のように510ポイントの制限もありませんでした。そのため、何百回も戦っていればすべての能力で努力値を満タンにできたんですね。ちなみに、GBA・DSのポケモンではピッピピッピならHP、ブイセルブイゼルなら素早さといった具合に倒したポケモンごとに与えられる努力値が決まっているが、金・銀まではそのポケモン種族値がそのまま1回の戦闘で与えられる努力値だったんです。このため、強いポケモンが育てるには結局よい個体値のポケモンをゲットするに尽きるといえますね。

ちなみに、金・銀では努力値を満タンにするにはフルドーピングしたうえでアンノーンを780匹倒す必要があったのに対し、ダイパでは「パワー~」系のアイテムを持たせればドーピングを10回したうえで特定のポケモンを22~30匹ぐらい倒せば満タン(252)にすることができるのでかなり楽になったといえますね。

なお、金・銀では特殊が特攻と特防に分かれていたものの、個体値や努力値は特殊として共有していたんですね。


持ち物

金・銀ではポケモンに持たせることができるようになったが、光の粉や食べ残し、状態異常を回復できる木の実などどちらかといえば防御寄りで攻撃をあげるものとしては特定のタイプを上げる道具やピントレンズ(急所に当たる確率を上げる効果を持つ)しかありませんでした。


役割理論

今では努力値の仕様変更や性格補正、攻撃力の上がる道具などの登場で影をひそめましたが、役割理論が発展したのも金・銀だったと思います。

役割理論とはパーティのポケモンごとに違った役割を持たせるという考え方で簡単にいえば受けや潰し、流しが基本になっています。この当時は役割理論の全盛期で技の威力を強化するアイテムのほとんどが特定のタイプだけ1.1倍になるというものでダイパやプラチナに比べて全般的に技の威力もそれほどなかったうえに何回も戦えれば能力の努力値を満タンにできるというシステムのおかけで、ハピナスやカビゴン、メガニウムといった耐久力のあるポケモンが活躍しやすかったです。実際に「ねむる」→「ねごと」戦術や「のろい」がはやっていましたし、場合によっては100ターンを超す超長期戦になることもあったみたいです。


ネットでも

この当時はインターネットがはやっていたけど、なんと金・銀の対戦を再現してしまうというものまで登場しました。そのサイトとは「ジムリーダーの城 」で今でも稼働しているとか。金・銀の対戦ってどんなものだったのかを知るにはうってつけのサイトかもしれませんね。


こんなものまで

クリスタルのほうだけど、携帯電話携帯を使ったサービスなんてものもありました。ちなみに、サービスそのものは6年以上前に終わってしまったが、遠くにいる人とポケモンの対戦や交換できるだけでなく、バトルタワーで全国のトレーナーに挑戦したり、期間限定でセレビィセレビィをゲットすることもできました。前述の通りサービスそのものは終わってしまったものの、Wi-Fiに受け継がれているんですね。ひょっとしたら、HG・SSでもバトルタワーだけでなく、GTSやWi-Fiひろばといったものも出てくるかもしれません。