前回が雨パなら今回は晴れパで…。
晴れパとは「にほんぼれ」を利用したパーティのことです。
「にほんばれ」もしくはグラードンが持っている「ひでり」の特性を使うと日差しが強い状態になり次のような効果がでます。
・炎タイプの攻撃技の威力が上がるが、水タイプの攻撃技の威力が下がってしまう。
・「ソーラービーム」が溜めなしで撃てるようになる。
・「こうごうせい」、「あさのひざし」、「つきのひかり」の回復量が倍になる。
・日差しが強い状態で効果を発揮する特性(ようりょくそ、サンパワーなど)の恩恵が受けられる。
炎タイプのポケモンに葉緑素持ちがいなかったり、葉緑素を持っているポケモン達が「めざめるパワー」以外の炎タイプの技を覚えなかったりと、雨パに比べると爆発力が落ちてしまうかも。逆に炎ポケモンらが苦手とする水技の威力が下がることを利用して水ポケモンを返り討ちにすることもできます。しかも、ブースター以外は「ソーラービーム」を覚えられるし…。
晴れ役
日差しが強い状況で戦う以上、「にほんばれ」や「ひでり」の特性を持つポケモンがいなければ晴れパは成立できません。出ただけで日差しが強い状態にできる「ひでり」の特性持ちのポケモンのほうが晴れ役として望ましいが、そのような特性を持っているのはグラードンだけで、ルールで縛られてしまうことも少なくありません。その場合は先手で「にほんばれ」が使えるポケモンで代用するとよいでしょう。
テッカニン
最速で「にほんばれ」が使える。どちらかといえば、積み技からの「バトンタッチ」が主流のため意表がつけるし、いざとなれば「とんぼがえり」で撤退も可能。「バトンタッチ」を組み込ませるのもありで炎ポケモンにつなげれば雨パと変わらないほどの爆発力が得られるかも。
メガヤンマ
素早さの種族値が95とそれほど高くないが、「まもる」+「かそく」の特性で「ちょうはつ」を受ける前に「にほんばれ」を使いやすい。また、特攻も高く「にほんばれ」を使った後に「むしのさざめき」などで暴れてもいい。
クロバット
雨降らし役だけでなく、晴れ役にも使えるナイスガイ。基本的には雨の場合と同じ戦い方でOK。
ダーテング
「にほんばれ」→「だいばくはつ」コンボが使える。「ようりょくそ」の特性をも持っているとはいえ、並程度の素早さしかないので相手からの「ちょうはつ」で不発に終わりやすいかも。
ワタッコ
ゲンガーと同じスピードで「ねむりごな」が使える。「おきみやげ」で後につなげることができたりとほぼゲンガーと同じような役割。それぐらいならゲンガーでもできそうだが、こちらは粉による眠り技でかつ、「ようりょくそ」の特性で「にほんばれ」で素早さが上がることがミソ。それ以外に「しびれごな」や「やどぎりのタネ」、「アンコール」などといった優秀な補助技を数多く覚える。
グラードン
「ひでり」の特性が便利だが、カイオーガと同様強すぎで使用禁止にされるケースがほとんど。日差しが強い状態が活かせるのは「ほのおのパンチ」ぐらいだが、タイプ一致の「じしん」で攻撃しても強い。