娘に苦労して欲しくない。
という母の気持ちはわかる。
母が言っているのは不妊治療の苦労、お金の苦労。
母から見たら、私は苦労しててかわいそうな子。
え…私、今苦労してるんだ、かわいそうなんだ。
全然思ってなかった!!!
いや、確かに旦那が毎日家にいるようになって、働かないでゲームばかりしてる日には、思うこともたくさんある。なんでこいつは働かないし、こいつのこいつ(精子)もダメだし、私は一体なぜこの人と一緒にいるんだろうと、うっすら思ったこともあったのは事実。
でも冷静に考えれば、私だって同じ状況。
私がもっと健康であればすんなり自然妊娠できたかもしれないし。
私に稼ぎがあれば旦那を支えてあげられるし。
まあ私は旦那に食べさせてもらおうと思ってこの人と結婚したけどw
それよりもパートナーとして大事だし、私自身がもっと自立したいという気持ちもある。
だから人生の中で、一瞬こういう時期があっても良いと思っている。これが2年以上続くのは勘弁だけど。
こういう私の中の落とし所があるから、今の私はまあまあ幸せ。
でも母から「旦那が無職で不幸」のレッテルを貼られると、急に不安に襲われ旦那に何も言わないではいられなかった。
そもそも私の中にある不安を、これまで見て見ぬふりしていて、それを母に突かれたことで爆発した。
旦那の意見をまとめると、
母に言われたことで急に不安にならないで。不安を作り上げないで。母に毒されないで。
ということだった。
板挟みとはこのことで、どちらの気持ちもわかる。
自分の中の中庸を保つのに必死な状態。
ストレスで胃が痛くなりそう。
私がこの状況に耐えようと思うのには理由があって、過去に似たような状況になって離婚してるから。バツイチなのだ。
前の旦那はもともとの稼ぎが悪く、めちゃくちゃなケチで、モラハラ気質だった。
まだ若かった私は、両親に相談したところ、速攻で離婚となった。
その時の私は、全く自分の考えがなく両親の言うことが全て正しい、言うことを聞かなければ不幸になる、とにかく今の状況から助けてほしい、お父さんお母さん助けて!!!
という、なんともしょうもないやつだった。
そこから私も成長し、これは自分の人生、自分で舵を取るという自覚を持った。
人生は続いていくもので、いくらあの時に死にたいほど辛いことがあっても、時が経てばあんなこともあったな、とネタにできる日が必ずくる。
だから私は不幸なかわいそうな子ではなくて
波瀾万丈の楽しい人生の途中なのだ。
と、思うことにする。