こんばんにゃ
このような記事を観ましたよ (・ω・)ノ
本当にそうなのかな？
物価がこれだけ上がっていると．．．
免税事業者だったところもインボイスとは関係なしに売り上げが上がって．．．
課税業者になっていたりするはずなんだけど．．．
ものによっては、値段が2倍以上になっているから．．．
そもそも、インボイス導入しない業者とは取引しなくてもいいという．．．
公取法を無視するような発表で．．．
免税事業者を脅したことで導入せざるを得なくなった業者もあるのだが．．．
ヤフコメとかを見ると．．．
免税事業者が脱税をしていたかのようなコメントが散見するけれど．．．
頭が悪い人なんだろうなぁ．．．って思う
例えば、お店で商品を買ったときに、必ず商品代金に消費税は含まれている
そういう決めつけが間違っているのですよ (・ω・)ノ
免税事業者なので、あらかじめ消費税を価格に含めていない
そういうケースがあることは考えていない
そもそも、この記事を読めばわかるのだけど．．．
国税庁によると．．．
個人事業者の消費税の申告件数は前年比８６.９%増の１９７万２千件
申告納税額は９.１%増の６８５０億円
昨年10月のインボイス制度の導入で．．．
免税事業者が課税事業者に転じたケースが多かったとみられる
「みられる」という推論でしかないのですよ (・ω・)ノ
物価上昇分による売り上げの増加という点は．．．
この記事では一切考慮されていないのです
免税事業者になるか、課税事業者になるかの線引きは純益ではなく．．．
売り上げなのだから．．．
商品単価が上がっているのであれば．．．
前年度並みの事業実績でも売り上げの増加が起こって．．．
免税事業者から課税事業者へとなるケースもあるのですよ (・ω・)ノ
よく「免税事業者は消費税を払っていない」
「お客さんから預かった消費税を懐に入れてる」
とかいうコメントをしている人がいますが．．．
日本の消費税制度を全く理解できていないのだと考えられます
２０２３年２月１０日 衆議院内閣委員会で．．．
「消費税は預かり金ではないため、益税は存在しない」
と政府が認めているのです
なのに．．．
この記事の初稿は、２０２３年９月２７日です
衆議院内閣委員会の７か月以上も後なのです (;´д｀)
今年の２月７日に修正更新もされているようです
内容を見ると．．．
東京地裁で平成２年３月２６日に出た判決を根拠に．．．
「消費税は預り金ではないことが判例で確定した」
と言っている人が多いことがわかりました。
そこでその判例をＴＡＩＮＳという判例が検索できるシステムで検索してみたのですが．．．
判決の内容を見ても「消費税は預り金ではない」なんて言葉は一言も出てきません
しかし、たしかにそういう読み取り方をできる部分もありましたので．．．
その部分が切り取られて．．．
「消費税は預り金ではない」
という考え方が広まったようです
今回の記事と同じレベルのひどい憶測．．．
まず、前提が「東京地裁で平成2年3月26日に出た判決を根拠」という決めつけだから．．．
ＴＡＩＮＳなんかで検索しちゃうんですよ (・ω・)ノ
判例を調べるのには便利ですが、判例というのは更新されていくものなのです
それに、裁判の判例がこの世のすべてではないのですよ．．．
２０２３年に記事を起こすのに、なんで１９９０年まで遡っちゃったんでしょう？
たった７か月遡るだけでよかったのに．．．
それとも、自分の主張にあったものを探すのには、そこまで遡る必要があったか．．．
本人にしかわかりませんけどね．．．
「まとめ」が恥ずかしいのですよ (・ω・)ノ
人から聞きかじった情報を鵜のみにするのではなく、．．．
こうやって判例のようななるべく正しい情報源をあたってみて．．．
できるだけ正しい意思決定を下せるような癖をつけていきましょう
この記事が削除されないまま、今も閲覧できるということは．．．
そっくりそのまま自分に返ってきているのを知らないんだろうなぁ．．．
益税については取り上げる人が多いんだけど．．．
消費税による損税については取り上げる人あまりいないよね．．．
税理士なんだから、知っているはずなんだけどな．．．
資格は持っているけど、実際には仕事してないのかな？
実際に仕事はしていても損税が生じているような小規模事業者は相手にしていないとか．．．
なのに．．．ｗｅｂで相談に応えるのは、ちょっと．．．
まぁ．．．個人の自由ですけどね．．．
それにしても．．．
前年比８６.９%増の１９７万２千件で、たったの９.１%増の６８５０億円ですよ
インボイス導入にかけている税金に比べて．．．
桁違いに少ない．．．
しかも、先にも述べているように、必ずしもインボイス導入の結果ではないのです (;´д｀)
こんな感じで終わる
では、では．．．