まず、応援してくれていた方、大切なその想いと気持ちを裏切ってしまって本当にごめんなさい。
「これから先一緒に頑張っていこう」と語り合ったアーティストの皆様、ライブハウスのスタッフの皆様、音楽関係者の皆様、嘘を吐く形になってしまい本当にごめんなさい。
リーダーのToyokiとボーカルのIshikiへ、共に夢を追うことを諦めました。本当にごめんなさい。
Noland Heartsのギター・作曲・コーラスを担当していた私、T’A’Kは12/30(土)の本八幡Route Fourteenでのライブを以って脱退します。
突然の発表で困惑させてしまっている方も少なからずいるのではないかと思います。
正直、私の中でも突然沸いて出てきてしまった話でした。
書き始めたら随分と長くなってしまいましたが、嘘は言わずに、公言できる範囲でちゃんと書いたので最後まで読んで頂きたいです。
Noland Heartsという名前になる前、X:motionという名前になる前のとあるバンドを結成した時からずっとToyokiとIshikiとやってきました。
Toyokiとはそれのさらに前から一緒に楽器を鳴らし合ってきました。
楽器が違うのにこんなに息の合うベーシストは今まででは彼ひとりだけだと感じるぐらい、随分長いこと一緒に音楽をやってきました。
コピーを交えつつ、未熟なりにオリジナル曲を作って必死で演奏してライブして、次第に曲も増えてきてCDを全国宛てに出して、遠いところまでみんなで車乗ってライブをやりに行って・・・良いことも悪いことも、それらすべてが私にとって『毎日を頑張る理由』であり『日常の中に存在する最も充実した非日常的な時間』でした。
少しはギターも上手く弾けるようになったかな。ははっ。(笑)
今年は忙しくて3月~4月で1st Mini Album「ZERO」のリリース記念関東ツアーを回り、5月~8月で1st Single「Est wind」のレコーディングをし、9月~11月でリリース記念全国ツアーを回りました。
私の車の走行距離も随分と伸びました。
ツアー中はいつも『常に最高のライブをしよう。』と、それだけを考えて毎度のライブに挑んでいました。
これまで、自分等の産み出す音楽にしっかり向き合う余裕などなかったんです。
しかし、その機会は突然に私に訪れました。
先月行われたツアーファイルナルから数週間ライブがない期間がありました。
「来年は一つ勝負をかける1年にしよう。」
そうメンバー内で合致し、意気投合したタイミングでした。
ここで私は初めて自分らが生み出す音楽に向き合ってしまったのです。
単刀直入に言います。
『この歌詞では売れない。』
そう考えてしまいました。
「好き」だと言ってくれる人が居てくれる限り、自分が出したこの答えは100%間違いです。
自分自身、作曲家や演奏者という立場でしか自分たちのバンドを考えることはなく、それ故より良いサウンドを作ること、それだけが自分の中での課題であり、それらの課題は常に達成され、常に次の課題を見つけることができていました。
しかし、人間という生き物はマイナスに捉えてしまった思考はなかなか消えず、何ならより強くなってしまいます。
バンドでスタジオに入って次のライブに向けてセットリストの練習をすること、それすら意味のあるものなのか、そう考えてしまっていました。
『「それでいいならいいよ」って納得してないのに妥協してきた、だけどそれを続けていては絶対に良いものはできない』
メンバーにそう語ったのは私でした。
ToyokiとIshikiの二人が前を向いている中、私だけがそれに引っ張られるような状態。
そのままやっていけばいつか、私も100%自信を持って届けられるようになっていたかもしれません。
しかし、私が100%自信を持っていない音楽を「良い」と言うこと、これは私自身とメンバーに嘘を吐くことであり、聴いてくれる方、観てくれる方に嘘を吐くことだと思ってしまいました。
『良いと言えないものを良いと言わせることはできない。』
これが私が出した結論でした。
ごめんなさい。
悔いがないかと言われれば、正直言って後悔しかありません。
めちゃくちゃ悔しいです。
色んな事を諦めてきた私が唯一諦めずにやってきたこと、それが「Noland Hearts」というバンドだったのです。
後悔ばかりが残ります。
それぐらい私の人生の一部だったのです。
従って、私は絶対に音楽を辞めることはありません。未来の事ではありますが、これだけは確かです。
今後、私がどんな生活を送っていくのか。それすら自分でもわかりません。
もしかしたら、今後バンドという形でのアプローチを辞めるかもしれません。
もしかしたら、今後私がマイクに向かってひた叫んでいるかもしれません。
本当にどんな形になっているかわかりません。
だけど、私は絶対に音楽を辞めることはありません。
音楽というものの存在自体に疑問を抱くことがない限り、音楽を辞めることなど私にはできません。
正直言って、Noland Heartsもニャンニャン(o´・ω・`o)∝T’A’Kもこの先どういった形で活動をしていくのかはわかりません。
しかし、Noland Heartsはきっとこれから先、新しいことに挑戦していくでしょう。
それを成し遂げられるぐらいの覚悟を持って、音楽というものを選択し人生を歩んでいます。
脱退しても彼らには大いなる期待を持ち応援していきます。
それだけ良い音楽グループだったのです。
何度も言っていては価値も下がってしまうかもしれませんが、
本当にごめんなさい。
そして、今まで本当にお世話になりました。
ありがとう。
最後に一つだけお願い事をさせてください。
これから先のNoland Heartsとニャンニャン(o´・ω・`o)の活動をどうか応援してください。
何卒よろしくお願いします。
またね。
Noland Hearts Gt. T’A’K (タカ)