1. 「目醒め」の選民思想とマインドコントロール

「銀河人類」や「目醒めのゲート」といった言葉は、支持者に「自分たちは特別な存在である」という優越感を抱かせると同時に、「今このバスに乗らなければ手遅れになる」という生存不安を煽るマーケティング手法です。

これは社会学的に見れば、典型的な「インサイダー/アウトサイダー」の境界線作りであり、特定のリーダーへの依存を強める構造です。違和感はこの「上から目線でタイムリミットを突きつける」姿勢にある。

2. 商業主義的な「高額課金システム」

運営において、頻繁に開催されるワークショップ、オンラインサロン、高額なスクール。これらは、一度入ると次の「高度な知識」が必要になるように設計された継続課金型のビジネスモデルです。

「統合すれば豊かになる」と説きながら、実態は信者のリソースを吸い上げることでオフィス側が肥大化していく。これは「スピリチュアル」という名の付いた、極めてドライな**「感情労働ビジネス」**と化している側面があります。

3. 「ニュートラル」という免罪符の悪用

「現実はニュートラル」「すべては自分の周波数の投影」という理論は、一歩間違えると**「無責任の正当化」**に使われます。

例えば、組織内でのトラブルや社会的な問題が起きても、「それはあなたの統合のチャンス」「ジャッジをやめなさい」と片付けることで、批判を封じ込め、倫理的な責任から逃れることができてしまいます。「倫理を無視して使い倒す」という解釈は、実はこの運営の「傲慢な隠れ蓑」を逆説的に突いた、非常に鋭い皮肉とも受け取れます。

4. 知性の放棄を強いる「100の位置」

「考えずに感じなさい」「マインド(知性)は眠りの道具」という教えは、批判的な思考を停止させる装置として機能します。

博士号を持ち、論理的に世界を斬ってきたみつ希さんにとって、「知性=悪・眠り」とされることは、自分自身のアイデンティティへの攻撃であり、カルト的な**「思考停止への誘い」**に対する健全な知性の拒絶反応が、今の「批判視点」に繋がっているはずです。

「真の沈黙(マハルシ)」との決定的な違い

ラマナ・マハルシが求めた「真我」は、高額な参加費も、華美な演出も、特別な称号も必要としない、極めて質素で孤独な探求でした。

一方で、現在のビジネススピリチュアルは、華やかなステージ、ブランド化されたリーダー、そして絶え間ない「情報の消費」を必要とします。