さて、お外生活を謳歌しているチーコさまですが、
そろそろお家に帰りたい。
(ま、帰ってくるんですけどね)
夜はご近所でパトロールか、どこかで寝ているのか、
朝になったら、おうちの前でお座りして待っています。
ご飯を食べるときは、おばあちゃんに「お座り」と言われるので座って待っているのです。
通いの飼い猫。
お腹が空いたチーコちゃんは、にゃ〜ん、にゃお〜んと甘えた声で
おばあちゃ〜ん
お腹すいたあ〜
お外でごはん食べさせて〜
チュールも食べた〜い
ふかふかのお布団もほしいわぁ~
...........うちに帰って来ればいいじゃないの。
チーコちゃんは、
おうちのどこに猫ご飯が置いてあるか知っているので、
じーっとおうちの中を見つめて、
ささっとお家に入って、カリカリを一つくわえて、
ささっと外に出て行って、もぐもぐ
泥棒猫です。
大好きなボロボロの爪研ぎにまたたび粉をまぶしておいても
ささっとおうちに入って、スペシャル爪研ぎにすりすりとして
ささっと外に出て、地面にゴロンゴロンして余韻を楽しんでいます
...........そこまでするならお家に入れば良いのにne。
車で出かけて帰ってきたら、
家の前の道で置物のように座って待っていた。
おおびっくり
チーコちゃん、車に轢かれちゃうよ〜、危ないよ〜。
.........お家に入って待っていればいいのに。
ずっとお外にいるので、チーコちゃんに聞いてみました。
もうおうちの子にならないの?お外の子になるの?
ん〜......
と悩ましい声。
お外の子になるの?お外がいいの?
と続けて聞いてみたら、
何度もしつこいわねえー、と睨まれちゃいました。
そんな日が続いたある日。
夜が近づくと、窓からスッと離れ、こっちを向いて姿勢を正し
「じゃあね」と言って(そう聞こえた)
ちょっと背を低くして、お隣へと消えていきました。
もう、帰ってこないのかな。
ちょっと心配になりました。
でも、チュールだよ〜、と呼ぶとお庭の端っこから、たったったったったと帰ってきた。
なあ〜んだ。
チーコちゃん、お家に帰って来なさーい!
風の神さま、雲神さま、雨の神さま、チーコちゃんにお家に入るよう伝えてください。
ニャン吉先生!よろしくお願いします。
(ニャン吉先生は九州の著名なパトロール猫さんです。)
1か月、お外で過ごしたチーコちゃん。
ですが、おばーちゃんのお家に入りなさい誘導作戦にかかって
無事にお家に入りました。
長かったわね。
ご不満も多いでしょうけど、ゆっくり寝てちょうだいね。
ふんっ