レザーアイテムが大好きです。
使い込むほどに味が出て、長持ちするからです。
この「使い込むほどに味」は、汚れやキズも味の内、と思えないと長く持てません。
そして「味」になるレザーを選ぶのも大切かも。
レザーアイテムの中でも小物のお手入れ方法を少し紹介。
自己流、我流なので、マネされる方は自己責任でお願いします。
小物は靴やバッグと違って、汚れはほとんど「手垢」だと思っています。
手垢 → 油性の汚れ
だと踏まえて、いざお手入れ開始。
先日のくたびれた白いお財布です。
レザーなので基本的には革靴と同じお手入れでいいと思うのですが、靴のお手入れグッズって下駄箱に置いているし、なんだか面倒(私だけかもしれませんが)。
小物は手で触るものなので、靴墨や油分たっぷりの保護クリームは少し避けたいというのもあります。
なので、気が向いたら、会社の昼休みなんかにデスクの上でやっちゃいます。
使うのこれ。
結構、これで擦るだけで奇麗になります。もちろん消しかすはでます。
大昔、ちゃんとした革用の消しゴムもっていました。
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ですが、大昔の事。
プラスチック、合成皮革、ゴム製品は経年劣化します。
ある時、融けて変形、そしてボロボロになり、捨てました。
デスクの引き出しに入っている消しゴムで気の向いた時にケシケシしていればよかったのですが、このところ気が向くことがなかったみたいです。
全体的な汚れがひどすぎる。
画像が悪いですが、半分だけ消しゴム使いました。
まあまあ、奇麗になっている気がします。
少しの汚れなら、気軽さの面でこの方法がお勧めです。
でも、今回のように全面的に汚れている場合、消しゴムは労力がいるので、戦略を変えてみます。
使うのこれ。
激落ちくんスポンジ?っていうのかな。
メラニンスポンジです。
画像が暗くてすみません。
本来、革製品に水はご法度ですが、消しゴムで綺麗にならないものもメラニンスポンジで取れる汚れがあるのです。
水を含ませ、堅く絞って、財布を擦っていきます。
まあ、なんてことでしょう!!
綺麗に手垢が取れました。
水を使うので、擦ってはすぐに水気をふき取るという作業を繰り返しました。
が、消しゴムよりはるかに短時間で済みました。
デスクではちょっとできませんが、メラニンスポンジはキッチンにあると思うので、料理の合間にやってみてください。
手垢が落ち、スッキリ綺麗になりましたので、これで十分ですが今回は、さらに手を加えて新品そっくりさんまではいきませんが、それに近い状態までなればなあ・・・がんばります。
傷やしわが気になります。
水を使ったので、完全に乾ききるのを待ちます。(1日待ちました)
汚れは落とすことができても、傷は治すことはできません。どうやって傷を目立たなくするかというところにかかってきます。
いつも、そういう時に使っているのはこれ。
マッキーです。
油性ペンで塗っちゃいます。(いいのかどうかは、わかりませんが、かなり目立たなくなります)
ただし、マッキーの色に限られます。
今回、色は白。白いマッキーを持っていないので(そもそもあるのかな?)、靴でする方法と同じことをしてみます。
「保護クリームを塗る」 です。
その際に、色付きのものを選べば傷が目立たなくなります。
いわゆる靴墨です。
最近はいろんな色の靴墨が売られていますが、家にあるのはメジャーな黒と色なしの2つのみ。
靴墨の代用に
他の色はこれを使っています。
100均で売られているクレヨンです。
クレヨン。
よく見ると OIL CRAYON ってなっていますよね。
そう、成分が「ロウ」でできているものを選んでください。
靴墨と同じ成分です。
この白を傷に塗り込みます。
結構、ぐりぐりと塗りました。
色を定着させるためにしばらく放置し、その後軽くふき取りました。
だいぶん、目立たなくなりましたが、まだ残っているのでもう一回同じことをしました。
そして、ひたすら乾拭き。でも、クレヨンを塗ったところは軽くしかしていません。
このクレヨンの傷隠しの方法は、普段、小物には使いません。
色付きの保護クリームは、色移りや色落ちするので、この方法は靴にしか普段はしていません。
たぶん、小物にはこの方法は適していないと思うので、私の一番のお勧めマッキーです。
そして、しわ伸ばし。
しわは、私たちの肌と一緒で一度できたものは取れません( ̄ー ̄;
でも、パンパンに中身を詰めることによって目立たたなくなります。
お財布なので、お金でパンパンにしてみたいところですが、レシートやポイントカードで常にパンパンですので使い始めたら、しわも気にならなくなると思っています。
長々となりましたが、
こんな感じになりました。 (夜にいろんな作業をするので、画像がどうしても暗くなってしまいますが、本当に最初と比べるとキレイになっています)
これで、また長期間使用できるような気がします。
また、メラニンスポンジでも取れない汚れがある場合は、無水エタノールでふき取るという方法もあります。これは、マジックやボールペンなど、油性の汚れがきれいに落とせます。
一度、お試しあれ。(あくまで自己責任でお願いいたしますね)