今の顯進様を見ているかのような若き日のお父様
2008.9.2『勇敢に前進すべき時』
BGM Schumann - Piano sonata No. 2 in g minor, Op. 22 (Rafał Blechacz)
最新のニュースより
文科省の陳述書捏造疑惑について世界日報が報じています。東京地裁での裁判に於いて、国民の世論が変わり、家庭連合側が今後、有利になる状況も想定されます。
↓詳しくはこの動画を参照ください。
安倍元首相の銃撃事件以来、旧統一教会がマスコミで大きく取り沙汰されることとなり、その中でも特に、いわゆる「霊感商法」および、家庭が崩壊するほどの過度な献金が問題視されている。
日本家庭連合は、独立して意思決定できる宗教法人ではなく、韓国本部(大本営)の管理下にある営利法人と言わざるをえない。
日本からの資金が韓国家庭連合本部に行かなくなれば、活動停止を余儀なくされる。
日本政府は日本家庭連合の海外送金を完全に封鎖しており、この1年間、日本の献金は海外に一銭も送金されていないという。
(一人100万円未満の現金を韓国に直接持参する、清平などを通した先祖解怨・祝福献金が現在の主流になっている)
韓国への送金を今後取りやめか 高額献金巡り、旧統一教会側
2023年6月17日 21時24分 (共同通信)
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の高額献金問題を巡り、教団関係者が17日までに共同通信の取材に応じ、年間数百億円にも上るとされる日本から韓国への送金を今後も取りやめると説明した。
教団関係者の説明では、5月に組織改変があり韓国にある本部の機能を大幅に縮小。資金を韓国本部に集約して各国に再配分する仕組みではなくなった、としている。安倍晋三元首相銃撃事件が昨年7月8日に起き、教団の問題がクローズアップされるようになった昨年秋以降、教団は送金を中断しているとされ、全国弁連などからは再開の時期に注目が集まっていた。
教団広報は取材に、「現場の教会が責任と権限を持って伝道活動に打ち込める体制に移行した」とコメントした。(東京新聞)
解散命令請求も視野に調査を進める文化庁も、送金の実態解明を重視してきた。昨年11月から6回に及んでいる宗教法人法に基づく質問権行使では、送金に関する項目も報告対象としていた。(追加 中国新聞 2023.6/18の朝刊より)
今日まで、霊感商法や過度な献金をしてまで「摂理」を支えることが、たとえ社会的なモラルを逸脱していたとしても、「神の願いにかなったことであるという信仰」を持ち続けているからである。
そのような信仰を持った食口はバランス感覚を欠き、本人は強制的でなく自発的に献金していることは事実であるとしても、その一方で家庭が崩壊しつつあることに気が付かなかったり、摂理に貢献していれば家庭は神様が守ってくださると無責任になっていたりする。
しかし果たして、「霊感商法」や家庭が崩壊するほどの過度な献金は、統一原理に基づく信仰であり、神の願いにかなっているのだろうか?
メンバーの中には、かつて霊感商法に関わっていたという方々もいるため、複数の経験談を収集し、ここに霊感商法および過度な献金に対する私たちの見解をまとめ、何が「統一原理」を学んだ者としての正統的な道であるかをまとめてみたいと思う。
「統一原理」と「霊感商法」の矛盾
実は、統一原理という教えからは、霊感商法は出てこない
現在、多くの報道では、お父様が説かれた「統一原理」という教えそのものの中に、霊感商法が含まれているかのように言われがちであるが、実はそれは誤解だと言える。
統一原理を解説する『原理講論』を何度繰り返し読んだところで、自分で霊感商法を始めたり、家庭が崩壊するような過度な献金をしようとする食口は一人も出ない。その証拠に、日本以外のどの国でも、食口がそのようなことを行った事実はみられない(確認していないが、万が一あったとすれば日本食口が海外で行ったか、日本を真似たものだろう)。
また日本でも、学生時代に原理を研究することで食口になるに至ったCARPのメンバーは、霊感商法にも過度な献金にも、関心を持つことができない。したがってCARPの卒業メンバーは同じ家庭連合でも、献金の緩やかな(基本的には十分の一献金だけで良いとされる)「孝成教会」に所属することが多い。
これらのことからまず言えることは、霊感商法は統一原理から出てくるものではなく、日本の統一教会が独自に編み出した手法であり、海外の食口からすれば、「これが同じ統一原理を学んだ者の信仰であろうか?」とも思えるような、言ってみれば「まったくの別物」だということである。
そういうこともあり、国際祝福を通して日本にやってきた外国人食口は、日本の教会には所属せず、国ごとのコミュニティを形成して信仰生活を送る人が大半である。統一原理を学んでいるからこそ、霊感商法にも高額献金にもついていけないのである。
霊感商法に対する葛藤
このような霊感商法が日本で広がった理由の一つとして、日本はキリスト教社会ではないし、食口もキリスト教の出身ではないことも大きいと考えられる。キリスト教社会ではすぐに「免罪符」という言葉が思い浮かぶが、日本ではそうではない。
16世紀、キリスト教においても教会組織がその教理を歪曲し、「免罪符」を販売したことが問題となり、それは聖書の教えに反するもので、本来のキリスト教ではないということから、1517年に宗教改革が引き起こされた。
私達の統一運動においても、霊感商法などは統一原理の教えのどこにもなく、完全に正道を外れたものであると言うことができる。
原理を学んでより良心的に生きたいと考えていた食口が、摂理のためとは言え、ビデオセンターで原理の話をしつつ、あとは原理とは異なる方向に誘導して、最後は高額な商品の購入につなげるという資金調達方法を、何の抵抗もなくできる人は少なかったであろう。
当時、食口の信仰指導(カウンセリング)をする巡回師と呼ばれる役割があったが、巡回師にも教会の巡回師と、販社の巡回師がいて、両者の指導方針が異なっていた。教会の巡回師は心の話をするが、販社の巡回師は実績(経済)の話ばかりをする。「こんなにお金ばかりが中心で良いのだろうか」という葛藤も当然、内部に存在していたのである。
ではなぜ、葛藤を感じつつも、統一原理に矛盾する霊感商法が続いてきたのだろうか。
それは「お父様が世界で進めておられる摂理を支えたい」という大義によって罪悪感が軽減されたり、日本教会全体の経済優先の文化の中で、疑問を感じなくなってしまう場合が多かったからである。そして何よりも、メシヤであるお父様が認めていることだと皆が信じていたということが大きい。
お父様はすべて見通せるのか?
食口の中には、「お父様は神様と一体であるため、神のようにすべてを見通しておられる」という信仰を持っている人が多い。しかし『原理講論』ではメシヤという存在について、「原罪がないという点を除けば、我々と少しも異なることのない人間であられる」(259頁)と説明している。
お父様は、ビジネスに於いては他の多くの経営者と同じように、パンダ自動車やヘリコプター事業など失敗も多く経験して来られた。メシヤも一人の人間なのである。
そのため、顯進様が家庭連合副会長に就任された際には、ハーバードのMBA(経営学修士号)を卒業された顯進様に大きく期待されたのである。日本の食口たちの献金の負担を軽減し、健全で継続可能な方法によって資金を生み出し、運動を発展させたいと願われたのは当然のことである。
「メシヤ(キリスト)」・アダム型人物を神そのものであると考えるのはキリスト教の主流的な教義であるが、原理ではメシヤは一人の人間であると教えており、この点ではユダヤ教やイスラム教と通じる。これは統一原理の重要な部分だったが、日本では特にお父様を神格化する食口が多くなった。
多くの宗教でも、経典そのものを隅々まで繰り返し読んで信仰を形成している信徒はそれほど多くない。『原理講論』も難しい書物であるため、食口間の口伝えによって信仰の継承がなされた結果、統一原理が教えていないようなメシヤ像・お父様像を形成してしまったのだと思われる。
再臨のメシヤであるお父様が、すべてを見通しておられるかのように信じる信仰は、霊感商法が日本で成り立ってしまった、大きな原因の一つにもなった。
食口の中にはお父様をメシヤとして、超人的な能力をもっているかのように信じている人も多いのだが、上述のように、それは原理的な理解ではないし、実際とも異なる。
であるから、特に80年代の途中から日本に入国できなかったお父様は、古田氏をはじめとする幹部の報告を通じてしか、霊感商法の実態について把握することができなかったのは当然である。
「すべてを見通せるお父様が、すべてを知った上で推進しておられる私たちの歩みは正しいのだ」とか、「霊感商法だと言って反対する人々はすべてメシヤに反対するサタンである」というような発想は、このようなお父様に対する間違った理解から生まれた。
実際にはお父様はすべてを知ってはいなかったし、日本での資金調達方法には歪みが大きかった。
通常であれば「こんな方法はお父様が知れば許すはずがない」と、自浄作用が働くのが当然であったが、残念ながらそうはならなかったのは、上記のお父様に対する誤解や本質を外れた信仰姿勢が原因であったと思われる。
一方で、2000年ぶりに降臨された再臨のキリストがご存命中に、天聖経や壺や印鑑などの聖物や献金を通し、文鮮明先生に花を添えよう、文先生の直筆のサインが入った聖本(1冊3000万円)などは、文先生が聖和した後には、希少性からプレミアムが生じ、天宙的価値が生まれるといった肯定的な見解もあった。
霊感商法で授かった聖物も同様であるという見方である。イエス様にまつわるものが発見されたとしたら、オークションで高額な価値をもっているものとして落札されるだろう。
キリストが聖和したあとには、イエス様後のキリスト教のように、盛大にキリストの誕生日(クリスマス)を祝うように、再臨のキリストも旧・統一教会(家庭連合)も世界的天宙的に名声が轟く時代が到来すると思っていたのは、私以外ではなく多くの食口も同様であろう。それが、日本政府は、旧・統一教会は反社会的団体であると断罪されている。信徒にとっては心外と言わざるをえない。
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