2007.11.12 米12都市講演ツアー サンフランシスコ(お母様と顯進様)
大会横断幕 Global Peace Festival
One Family Under God(クリックで拡大)
2005.10.30 UPF創設巡回講演 アルバニア
国連上院に超宗教議会設立が必要な理由
全人類のうち83%は、どのような宗団であれ機構を持つ宗教に所属しており、その95%は神の存在を信じているということだ。文顯進議長は「人類が信じる神の名前は違ったとしても、最終的にその神が同じ存在であることを認識するなら、人類が一つの家族として生きていくことができるようになる。」と述べた。
平和と平和機構の起源は、神様と人間の霊性と普遍的な道徳性にあります。ところが、国際連合(UN)憲章には、「神様」と「霊性」という言葉がありません。人類の和合と普遍的価値の実現のために、また地球星の平和のために膝を突き合わせなければならないUN会議場は、かねてから加盟国間の利益をめぐって争い合う、政治的角逐の場へと変質してしまいました。
1998年12月、米国ワシントンD.C.で世界平和宗教連合の会議を開催したお父様は、この日、全世界から参加した主な宗派をはじめ、各界の指導者たちに「UNを更新する超宗教超国家的な連合体設立」を提唱されました。
「今までUNは、人間の身体的で外的な部分を代弁してきました。人間の心と体が一つであるように、これからは宗教が参加して、心的で内的な領域を導いていく必要があります。心と体がバランスを成してこそ人間に平和が来ます。宗教はこれ以上、隠遁した者のように現実の国際問題から目をそむけていてはいけません」
お父様の演説に多くの人々が共感し、これをきっかけに、1999年2月にソウルで、インドネシアの当時現職のワヒド大統領と米国のダン・クエール前副大統領をはじめとする、全世界の前・現職国家元首と宗教指導者1千人が参加する中で、UPFの前身である「世界平和超宗教超国家連合(IIFWP)」が発足しました。
この日の創設行事でお父様は、確信に満ちたみ言葉を語られました。
「平和の主人と起源は神様です。人類の平和のために設立された国連UNは今、神様を中心に新たに更新(renewal)されなければなりません。世界平和のためのUN更新の道に、宗教と政治の両面の世界指導者たちが共に努力してくれることを訴えます」
お父様の活動は、実際のところ、最初から超宗教運動でした。
1954年に創立された世界基督教統一神霊協会は、その名前から分かるように、霊性による世界キリスト教の一致を追求する団体でした。その後、50余年の間、草創期の統一家の食口たちが飢えるほどに財政が厳しかった状況でも、お父様は超宗教運動の分野だけは投資を惜しみませんでした。
私たちの教団の教会建築や牧会者たちの福祉よりも、世界宗教青年セミナー、世界宗教青年奉仕団、世界宗教協議会、世界宗教議会、世界宗教指導者会議、神様に関する会議などの毎年行われる超宗教平和会議と活動、世界経典編纂などの超宗教運動に、より多くの支援と情熱を投入してきたのです。
その結果として、世界平和宗教連合の基盤の上に、1999年、世界平和超宗教超国家連合を創設するに至りました。この団体の創設目的は、宗教と家庭の土台の上で全ての人々が、神様の下に真の愛を実践し、彼らが共栄を享受する世界市民となり、平和統一王国で共に生きる世界を実現することです。
↓『国連の刷新と「平和の文化」建設』米国・NY 国連本部 文鮮明師
2000年8月18日には、国連本部で世界平和超宗教超国家連合ミレニアム総会が開催され、その場でお父様は、「二院制構想」を含む国連改革案を発表されました。
第一は、国家を代表する大使を中心に構成されている現UN総会を下院とし、全世界の霊的指導者と宗教分野の代表たちが参加する超宗教議会を新たに構成して、これをUNの上院とするという案です。
内的領域である宗教分野で上院を構成し、外的領域である政治分野で下院を構成するということです。心と体がお互いに協力して調和をなすように、宗教と国家と人種を超越して、地球村の問題に対応する上院と、国家と地域を代表する下院が協力することにより、人類を永久平和世界に導こうという方案です。
第二は、全世界の紛争地域と国境地帯を平和地区に転換しようという方案です。
具体的には、韓半島のDMZ(非武装地帯)を平和地帯とし、この地域を環境保全区域、平和のための博物館や展示館、平和公園などとして利用しようというものです。同時に、紛争地域と国境地帯を平和地区に転換することで失われる土地を補償するために、お父様は「南米のメルコスール地域に購入した広大な土地を寄付する」と宣言されました。

