2021年10月22日に 

左乳がん全摘 同時再建術 【広背筋皮弁法】
(リンパ節郭清あり)

をして、今日で丸一年です。



胸がなくなる喪失感を味わいたくなかったので
同時再建しました。

で、やっぱり部分摘出や全摘だけで再建してない場合よりも、手術の範囲が広がっているわけですから、その後は多くの後遺症がありますね。

腋窩リンパ節郭清の後遺症も相まって
なかなか不自由なことも多いです。


 


1年たって、少しずつですが後遺症が
軽くなってきているのでご参考までに。



 術後すぐ⬇

痛み  

腕を上げるだけで激痛


可動域  

狭い(痛くて動かせないというより怖くて動かせない)


皮膚の感覚  

左上腕の下の部分から肋骨あたりまで鈍い

背中はお尻の上から広背筋移植のための傷のところまで、感覚が無い。(注射の痛みを感じない)


サイズ

左(術側) Gカップ

右(健側) Eカップ





 今⬇ 16kg痩せました……


痛み

肋骨に痛みあり


可動域

動くが引き攣るような痛みあり


皮膚の感覚

腕は感覚が戻っている

脇の下から肋骨あたりは感覚が鈍いまま

お尻の感覚は戻っている

背中は傷から下20cmくらいまで皮膚の感覚が無いまま。


サイズ 痩せたせいで激減しています……

左(術側) Cカップ

右(健側) Bカップ





術後すぐに一番怖かったのは

全く感覚が無い部分があったことです……


広背筋をとるために切った

背中の周りの皮膚が触られてもわからず、

注射を刺されても何も感じず……


 脇から肋骨までも

リンパ節郭清の影響か、皮膚の感覚が鈍いし。


皮膚の感覚が無いのに

押されると筋肉や骨には感覚があるのが

すごく気持ち悪かったです。


術前の説明では
感覚が無くなるとは教えてもらえませんでした。

先生に訴えたら
「まぁ、手術してますし、ねぇ……」
と言われたので、医療従事者としては当たり前の後遺症なのかもしれませんが

素人なので、

そんな事になるとは全く知らなくて。







広背筋皮弁法で再建を考えておられる方へ

背中の感覚が鈍くなる(皮膚感覚が無くなる)可能性があるので、しっかり考えて再建されてくださいね~

ちなみに広背筋皮弁法での再建は胸が小さくなるとネット上では書かれていますが、私は逆に大きくなりました。(元々は術側のほうが小さめの胸でした)
形成外科の先生に、その先生の過去の患者さんの例を見せてもらうと、大体の傾向がわかると思います。
私の先生は再建後が大きくなるタイプの方のようです。

術後はお腹から脂肪をとるのとは違って、尿道バルーンカテーテルが外れ次第、すぐにベッドを離れることが出来ることが利点です。
お腹からとる場合は、数日間ベッド上安静で、トイレもベッド上だと言われました。

背中の傷跡に水が貯まるので、退院後もしょっちゅう通院が必要です。私は週に2回でした。

大きな筋肉をとるので、筋力は低下します。
ほとんどの方は気にならないそうですが、私は元々へなちょこな筋力のためか、筋力ダウンを強く感じました。






1年経って、ようやく不自由さに慣れてきた感じです。

背中や脇に違和感を感じるたびに
『もう元には戻れないんだなぁ』
と少し寂しく思います。

仕方ないですけどね。




皆さんがたくさん情報を得て
しっかりと再建方法を選べますように~