以前から夫は

武士boyの舌に違和感を持っていて


ネットで調べたら、

唇より舌が出ないこと、 

舌を持ち上げた時に

舌先がハート型になってること、などから


“舌小帯短縮症”


ではないかと疑っていました。


舌小帯という、

舌の下にのびた膜が

正常より前に、

歯茎の方まで張り出すことによって

舌を伸ばせる範囲が短くなって

舌の動きが制限される状態らしいのです。




どうやら夫自身も

おそらく舌小帯短縮症らしく、


・舌が長く伸ばせない

・プレゼンや会議などで喋っていると舌が疲れる、喋りにくくなる

・舌の下が引きつれる嫌な感じをたまに感じている

・アイスクリームを舐めたり舌を使う動作が苦手


という地味な不快感を

子供の頃からずっと感じていたらしく、

『武士boyにも遺伝してしまっている!』と

気づいたそうガーン


舌小帯短縮症なんて

聞いたこともなかった私ですが、


欧米ではこの症状は有名で、

英語などは日本語より

発音にかなり舌を動作させるため


舌小帯短縮症だと

舌足らずな、聞き取りにくい喋り方になるので

問題視されるそう。


日本語だと重度でなければ

発音に障害は出にくいため、

日本では

舌小帯短縮症の治療に意欲的な医師と

そうでない医師とに

分かれてしまって、


この病名も治療も

あまり知られていないようです。



しかし、

舌小帯短縮症が重度の赤ちゃんだと


舌が上手く使えないせいで

おっぱい・ミルクが欲しい量を飲めず

お腹が空いて一日中泣いていたり、

発育が良くなかったり、


さらに母乳の場合、おっぱいが詰まって

お母さんが乳腺炎になったり


それでお母さんが

原因がわからず

追い詰められてしまったり

結構、深刻なトラブルを起こしやすいそうぐすん






私は完全母乳ですが、

授乳に問題は感じたことはなく

むしろ武士boyはぷくぷく大きめに育ってるので

哺乳は器用にこなせているみたいキョロキョロ


ちなみに、

乳歯が生え揃う前の

一歳未満の赤ちゃんなら、

塗る麻酔で細い舌小帯を少し切るだけの

10分程度の手術でできるらしく、

出血も痛みもほとんどないため

かなり負担は少ないとのこと。


(一歳以上になってくると

術中に噛んでしまうのを防ぐために

全身麻酔になってしまうらしい・・


それに舌小帯も成長してくるので

出血や痛みも少し増してきてしまう、とか)




夫自身は、

舌小帯短縮症だからといって

生活するのに不便ではないし

喋り方も舌足らずでもないけど


舌に不快感や不自由さを感じてきたのは

やはり嫌だったから、

武士boyには治療させたい!と

強く希望ひらめき電球


その専門医でベテランの

伊藤泰雄先生が診察に来られている

東京の昭島にある“太陽こども病院”を見つけて

診察の予約を7/6に取り、

行ってきました。




診察の結果、

武士boyは

中等度の舌小帯短縮症。


手術適応なので

親が希望すれば手術する、ということでした。


武士boyの場合、

今は哺乳障害はないけど、


将来的に起こりうる

トラブル(舌足らずなど)のリスクを鑑みた上で

先生の手術を予約して帰りました。






2023.8.10  木曜日 手術の日。


この日は12時までに授乳を済ませて

13:45には病院に到着。


付き添いは一人だけ、というルールだったので

私と武士boyだけで

診察室に入りました。


14時に舌小帯にキシロカインゼリーを塗って

数分後に手術。


術中は私は別室で待たされるのですが

武士boyがフガフガ言いながら

ギャンギャン泣く声が聞こえて

かなり辛かったですえーんえーん


(後で看護師さんに聞いた話では

手術自体は一瞬で終わり

数分、ガーゼで止血する間

泣いていたようです。)


すぐに看護師さんが来て

武士boyを迎えに行ったとき

すでに出血はほとんどなく、

よだれにほんのりピンクが混ざってるかな?

というのが

5分くらい続く程度でした。


武士boyは当然、怖かったのか

全身で泣いて汗だく、真っ赤になってましたぐすん

(手術直後、泣き疲れてグッタリしてる武士boy)




別室で

ママと二人きりでゆっくりしながら

抱っこで落ち着かせたら

泣き疲れて気絶するように寝ちゃいましたぐすん


30分後に、ちゃんと哺乳がてきるか

おっぱいを飲ませてチェック。


武士boyは問題なくいつも通り飲んで

その後は目を覚まして元気元気!チュー



シーツを手で引っ掻いたり

最近習得したばかりの寝返りを

ソファの上でやろうとしたり

足で蹴ったり全身でバタバタ!

表情もいつも通りニコニコ爆笑



痛みもなさそうで一安心しました。


その後診察して問題もなく

病院に到着からトータル2時間ほどで

帰宅しました。





帰宅後に

もし痛みが出たときのための

痛み止めと抗生物質ももらいましたが

一度も使わないままです。





この後1ヶ月は

手術箇所の癒着を防ぐために、


舌の下を

親が指でマッサージしたり

舌を軽く持ち上げるストレッチを

一日3回ほどやるように指導されました。


なので毎度、

使い捨てのゴム手袋をつけてやってます。






さらに術後1週間が経ち、

また診察を受けてきましたが

経過は良好で、

舌も前より出すようになってきました。


哺乳は、私の場合

もともと問題なかったのに

さらに哺乳力が増したようで、

なんだかガンガン飲んでる様子ですびっくり


パワーアップしてちょっとだけ乳首が痛い・・汗






しかしヘルメット治療ケアに

舌のマッサージに

始まったばかりの離乳食に、


負担が増えてわりとしんどい私です笑い泣き


いや、どれも順調に良くなってて

よかったよかった笑い泣き