コロナで世間は大変そうです。
うちはまだ田舎のほうなので、東京みたいなことはないのですが、それでも集まったりしないようにしてます。
僕らのような大人はまだいいのですが、子どもたちが本当にかわいそうです。
なんとかならないもんでしょうか・・・。
前回は酢酸について書いたんですが、セル画の保存で重要なのは結露をさせないことだと気が付いたので今回はその結露について書きたいと思います(気象は地学だよね?ってことで)。
で、結露についての説明です。
結露とは固体状態における物質の表面、または内部で、空気中の水蒸気が凝縮する現象です。
温度20℃・湿度50%の室内における露店温度は、9.6℃であり、9.6℃以下の場所で結露が発生します。
先日、16.7℃以下では酢酸が溶け出さないので、15℃ぐらいで湿度50%にすればいいと書いたのですが実は温度によって空気が含むことができる水蒸気の量が変わってくるので、室温が15℃から5℃に下がると飽和水蒸気量が変わって結露が生じます。
だからセル画の保存で気を付けないといけないのは夏場室温が高いからといって急激に部屋の温度を下げたりすると結露が発生したりするということです(部屋の温度を急激に上げ下げするのが一番よくない)。
逆に冬場でもセル画の表面温度は室温より低かったりするので、室温が15℃だからといっても結露しないということはないということです。
結露防止については、いろいろありますが、とりあえずセル画と空気との間を和紙とかで遮断して、直接空気に触れないようにすることでしょうか。ビニールファイルとかにいれておくとファイルの中で結露が発生して加水分解を起こすので長期間はビニールのファイルとかは避けたほうがいいと思います。
そのほかには、常に除湿器で湿度を一定に保つようにすれば温度が変化しても結露はしにくいと思います。
セル画の保存については、まだいろいろ模索中ですが、ひとつづつ試しながら進めたいと思います。
ということで、今回のパルムの樹のセル画は
血まみれのとても怖いパルムです。
さすがにこんな主人公みたら子供はトラウマになるよ・・・。
楽しい冒険活劇と思ってたらなおさらね。
背景は暗すぎてよくわからないけどアップします。
本当はもっとはっきりしてるんですが、うちのスキャナーだと無理です。
直接見ないと背景の良さはわからないよね。

