久しぶりの更新です。
いよいよ明日は給与計算実務能力検定試験ですね。今年は新型コロナウイルスの影響で、本試験が実施されるかどうか分かりませんでしたが、HP
を見ると、中止のお知らせはなく、無事実施されるみたいです。
私は昨年11月に、1級を受験し合格しました。2級は受験していません。そのため2級は何が出題されるか分かりません。ですが、1級について、先日本屋で公式テキストを確認したところ、記載されている論点そのものは、昨年度とほぼ同様でした。よって、例年どおりの範囲をこなすことが重要かと考えます。
この点、通信講座を受講された方は、対策はスムーズに進めたかと思いますが、もし独学の方だとテキストのみで学習することになるので、不利になるような気がしています。
これはあくまでも私の主観ですが、この試験は通信講座を購入(または模擬試験講座だけでも購入)した方に、講義と問題演習(解説講義あり)という特典を付与しているように思えます。受験生の方は既にご承知のとおり、市販の問題集はありません。公式テキストの例題のみでは、本試験に対応することは(一部の天才を除き)困難かと思われます。
あまり書くと批判的な内容になるので、これ以上は触れませんが。
…さて、本題に入りますが、1級について、試験直前にチェックしておくとよいかと思われることを簡単ですが挙げていきます。なお、これは出題予想ではありませんのでご留意ください。もしこれでヤマを張るなどし本試験で影響が生じても、責任は負えませんのでご理解願います。
※以下、知識だけでなく、計算方法も確認するとよいかと思います。
◯労基法…賃金支払5原則、年次有給休暇(使用者からの時季指定、時間単位年給)、フレックスタイム制、変形労働時間制、事業場外みなし労働時間制、36協定(特別条項)
◯健康保険法や厚生年金保険法…定時決定(遡り昇給や修正平均)、随時改定(月変の図表)、産前産後・育児休業関連の改定
◯給与計算…標準報酬月額及び賞与額、源泉所得税(賞与で、前月給与がない場合や前月給与の10倍を超える場合)、退職所得
◯年末調整…今年は特に寡婦(寡夫)控除の改正、ひとり親控除の創設と大きく変わっていますので要注意。
以上になります。
本試験でのご健闘お祈り申し上げます。