宮城公演を見てももクロちゃんたちへ抱いた率直な感想は・・・
「あの少女たちは決して自分たちのためにこの世界にいるんではなくて、心底たくさんを人を笑顔にするという使命を全うしようとしている。」
被災地での千秋楽という事を考えると、被災者への想いや被災地への言葉などが演出上あってもおかしくは無いです。
また、そのような言葉をかけることを決して否定するつもりもありません。
ただ、ももクロちゃんたちは今までもそうですが「がんばろう!」とか「応援しています!」という言葉を出す事もなければ、一切「復興」「震災」という単語すら出しません。
それは私なりに解釈すると、今この瞬間は来てくれたファンにとって"無条件に楽しい場所"でないといけない事を理解していて、自分たちに出来る事は"笑顔で元気よくパフォーマンスをする事"しかないという覚悟だと思います。
あくまでも、ももクロちゃんたちは日本中のファンの人たちに笑顔になってもらいたくて、その中に東北もあるけどそれが特別なんじゃない。
もう少し表現を変えると東北が特別だと思わせないようにしているんだと思います。
そして「女川町」とはお友達という表現を使う事も、決して被災者と支援者という関係ではなくももクロちゃんは「お友達」のところに遊びに行くというスタンスです。
勝手な解釈かもしれませんが、もしも自分が被災者だったらきっとこうやって接してほしいと思うんです。
上手く言葉にはできませんが・・・。
LIVE最後のMCでパフォーマーの方が感極まって号泣するシーンがありました。
あれが普通だと思うんです。
それだけの想いを持ってももクロちゃん、パフォーマー、運営の方々全員があの公演に臨んでいるはずです。
ももクロはこの公演を最高の笑顔で締めくくりました。
20歳にもならない少女たちのプロ意識そして使命感・・・。
もうね・・・
なんて強い娘たちなんだろうと・・・。
そして、ももクリ2013・・・
そんな少女たちがファンの前で大号泣する久しぶりのシーンを目の当たりにします。
私はちょっとだけ安心しました。
それはファンに久しぶりにちょっとだけ弱いところを見せてくれたから・・・。