フランス観光開発機構が主催するSAKIDORI  FRANCE 2023 フランス観光ワークショップへ。


今回は、アジア圏初の公開となる「ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー 美食の渓谷(ソーヌ川とローヌ川の流域623キロを結んだ一帯)」の記者発表会でした。


国際部長のクリスチャン・ドュシュマン氏がご挨拶され「日本とフランスは多くの共通点を持つ観光立国であり、なかでも繊細な食文化はどちらも世界で極めて高い評価を得ており、探求が進んでいる。その背景から、ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー(美食の渓谷)のコンセプトは日本の旅行者に大いに気に入ってもらえるはず」とおっしゃっていました。


早速、食の都「ディジョンーリヨンーマルセイユ」までの美食(ガストノロミー)を巡る充実した新しいタイプの旅行商品を紹介いただきました。

この地区は、鉄道(高速鉄道TGV)を利用するとパリから比較的近く(ディジョンまで1時間40分・リヨンまで2時間・マルセイユまで3時間半)アクセスしやすいのが魅力。TGVに乗り各地にアクセスすることで、これ凄く良い!と心から思える極上の美食体験ができるコースがたくさん用意されて驚きました!

特に私が体験してみたいと思ったのは以下のコースです!

ディジョン(マルシェの見学やパン・デピス作りの見学、レストランの見学・マスタード作り見学)
ジュラ(コンテチーズ博物館見学)
リヨン(専門家と巡るグルメツアー・チョコレートミュージアムのパティシエコース)

ワイナリーがある場所で犬と一緒にトリュフ狩りをしたり、トリュフづくしのコースをいただいたり、ワインのテイスティングを行うのも魅力的でした!

本当に、考えられた素敵なツアーが多く、忘れられない味わい深い経験が出来ると確信しました!

お食事では、ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー域内の郷土料理とお菓子を堪能出来る豪華なビュッフェをワインとともに堪能。

お食事は、なんと!フランス各地の郷土料理を手掛ける、フランス大使公邸料理長セバスチャン・マルタン氏が担当!


ボージョレ―地区の高級食用オイルおよびフルーツビネガー生産者のユイルリー・ボージョレーズ社や、コンテチーズ生産者協会が呈テイスティングブースを設け、食体験も楽しむことが出来ました。


2023年1月にリヨンで行われたボキューズ・ドール国際料理コンクール決勝戦にて、若干25歳でフランスチームのキャプテンを務め、5位を獲得した女性シェフ・ナイス・ピロレ氏のヴァレ・ド・ラ・ガストロノミーの世界を表現したお料理もいただけましたよ!


「ピスタチオ入りソーセージの赤ワインソース」


「セルヴェル・ド・カニュとフガース」


その後、ワークショップへ。

ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー地区(ディジョンーリヨンーマルセイユ)も魅力的だったのですが、今回の旅行ではレンヌ地方に行く予定でしたので、レンヌについて観光局の方から美味しいクレープ屋さんやおすすめの公園、市場、ホテルなど教えていただき、現地の日本人ガイドさんのご紹介もしていただけました!

色々自分でも調べて充実した旅行をしたいです♬

ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー(美食の渓谷)

「食に関する旅行素材」「極上の体験プログラム」の二つのカテゴリーで462の観光素材が登録されています!

①食関連の旅行素材:現地に既に存在するアプローチに依拠する観光素材で、各テロワールの文化的・景観的・歴史的多様性を教えてくれるもの。たとえば、カーヴ見学を通じてブルゴーニュやボージョレ、コート・デュ・ローヌ、プロヴァンスのワインのさまざまなセパージュについて学ぶ、ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミーの域内にある様々な特産品(ディジョンのマスタード、ブレスの家禽類、モンテリマールのヌガー、エクスのカリソン、カマルグの米など)について知る、など。

②極上の体験プログラム:観光客が自分で何かをする参加型アクティビティで、ノウハウを継承する職人たちと特別な時間を体験するプログラム。職人ひとりひとりが忘れられない思い出づくりのために、感覚を総動員して、ほかにはないカスタマイズされた分かち合い時間の時間を体験させてくれます。たとえば、アッサンブラージュの技術を学び自分だけのワインを作ったり、シェフと一緒に地元の生産者を巡り、最後にシェフと一緒にその厨房で料理をするなど。