ランスは、中世の時代から1825年まで25人ものフランス国王たちの戴冠式がおこなわれたシャンパーニュ地方の中心都市。このランスには、「G.H.マム」「パイパー・エドシック」「ポメリー」「テタンジェ」などの有名なシャンパンセラーが並ぶシャンパン街道スタート地点として知られています。

今回は、レ・クレイエールから徒歩5分くらいのところにある、ポメリー社(1836年に設立。ブリュット(辛口)のシャンパンがマダム・ポメリーによって最初に造られたことで知られる)に行ってきました。ワイナリーは、庭園のように手入れが行き届いています。所有畑は、300haでシャンパンハウスとしてはトップとのこと。

【ポメリー社】
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【入りますと大きな樽があります】
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見学では説明をしていただきます。

【中に入ります】
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【説明をしていただきます】
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ポメリー社は、1836年、ナルシノ・グレノによりシャンパーニュ地方の中心都市であるランスに設立されます。1856年には、ルイ・アレクサンドル・ポメリーの参加によりポメリー・エ・グレノ社となりますが、2年後不幸にもルイが亡くなります。経営を引き継いだマダム・ポメリーは「辛口シャンパン」を発表し、ポメリー社をシャンパーニュ最大の醸造元へと成長させたとのことです。

マダムポメリーは、「シャンパンを造ることは芸術をつくること」という言葉を残しています。マダムは、当時イギリスとの貿易が重要だと思い、それまで主流だった甘口シャンパンではなく、イギリス人の嗜好に合わせた辛口シャンパン「ブリュット・ナチュール」を発表したとのこと。このブリュットの登場で、イギリスのシャンパン消費量は一気に3倍に跳ね上がり、(1890年には200万本以上のシャンパンを出荷)ポメリー社の名は瞬く間にヨーロッパを中心に広がっていったそうです。

【マダムポメリー】
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地下窟に案内していただきます。壜詰めされたシャンパンは涼しく暗い地下窟に運ばれ、横にして2~3年寝かせて壜内発酵させるそうです。

【地下窟に案内していただきます】
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見学後は、ポメリーのエッセンスとも云われるシャンパン「ポメリー・ブリュット・ロワイヤル」をいただくことができます。薄い黄金色にうっとりします。風味ゆたかで清涼感あふれる酸味の果実味が感じられます。

【ポメリー・ブリュット・ロワイヤル】
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見学後にシャンパンを堪能できるのはとても嬉しいです。ポメリーでは、至福のひとときを過ごすことができ、大満足でした。

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