座頭市　THE LAST　

今日は実家に行かないくなったので、初動の動員を協力しようと思い立ち行ってきました。
レイトショーだったから、観客はすくなかったから、ゆったり見れました。

ネタバレなしの映画の感想

阪本監督の説明的なセリフを一切排除しているので、観客にかなり不親切な映画です。
市の過去のエピソードを差し込みはなく、時間系列そのままで進んでいきます。

だからこそ、スクリーンから市の今の感情を読みとらなければついていけない。
義理人情と孤独が市の全身から感じられました。
慎吾君のいままでの映画 の中で一番いい演技じゃないかと思います。

どの演者も無駄がなく的確に演じ、映像も美しい。
出演している俳優も豪華で、まさにお金を払ってみる映画
スクリーンで観ないともったいない

中村勘三郎さんも長くないシーンなのに、存在感がありました。
市との関係は賭場でしか会ったことはないけど、市に貸しがあったんだろうと想像できます。

仲代達也さんは、そこに佇んで居るだけで画が締まる。
寺島さんや岩城さんなど悪役顔が沢山でているのに、段違いの悪役ぶり
それだけで皆が恐れている人物と納得できます。

工藤夕貴さんも艶っぽくてまさに
渡世人の妻だった。
反町隆さんの汚くて泥臭い演技がこの映画でみれます。
ヤクザから足をあらった百姓の演技はいままで私は観たことがありませんでした。
ARATAさんは10年前のトヨエツを彷彿とさせる
2人の共通点は爬虫類のような目？かな～
トヨエツ主演の時代劇の予告が本編前に流れていたから、余計に似てる！！と
石原さんも倍賞さんももちろんよかったですよ。

いい映画かと聞かれると困りますけどね。
好き嫌いが分かれる映画です。

2回以上観ないと、うまく感想が書けないかもしれません。
なにかいろいろな事を見逃している気がしました。

2回目をみたあと、ネタバレも入れた感想をもう一度書きます。