【冒頭】
私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。
この書き出し、覚えてる人たくさんいるのではないでしょうか?
自分は、高校の頃に読みました。
この作品は、すごく考えさせられました。
ネットで検索して、他人の意見、感想を読んだり。
みんな違う解釈で、驚きました。
もう一度この作品を読み、
昔の解釈と、今の解釈の違いに気づくことがあるのではないでしょうか。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「私」は、鎌倉の海で出会った「先生」の不思議な人柄に強く惹かれ、関心を持つ。「先生」が、恋人を得るため親友を裏切り、自殺に追い込んだ過去は、その遺書によって明らかにされてゆく。近代知識人の苦悩を、透徹した文章で描いた著者の代表作。
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