バックフリップはそもそも危険だから禁止だったのではなかったっけ?
4回転ジャンプが危険だから、基礎点抑えるとか言ってなかったっけ?4Aの基礎点あり得ないほど低いよね!
いや、バックフリップ、だいぶ危険な気がしますが?失敗して変な落ち方したら大惨事になりそう。
フィギュアスケートは体操ではありません。
もともとはフィギュア(図形)を氷の上に描く競技でした。
まあ、見ていて面白いかと言ったら地味でイマイチ。かなりマニアックです。
興行的には向かない競技だったとは思います。
そこから時代を経て、徐々にスピンやジャンプなどで魅せる競技に変化して行ったわけですが。
試合にコンパルソリーが無くなった時点で、元々のフィギュアスケートからだいぶ離れた感はありますが、それでもエッジワークの基礎がきちんと出来ていないと上手くならないという意味ではやはりフィギュアスケートはコンパルソリー大事だよねー、スケートなんだからスケーティング大事だよねー、というのが私の考え。
話をバックフリップに戻しましょう。
バックフリップは一見派手で、ショーやエキシでは見栄えがするでしょう。
でも、フィギュアスケートのエレメンツではない。
ムーブズインザフィールドとしても、なんか違う。
スパイラルとかステップとかで見せて欲しいなあと思います。
バックフリップ解禁するより、スパイラルとコレオステップシークエンス復活して欲しいわ。
女子のアラベスクスパイラルとか、優雅で美しくて良いですよね?
そしてなぜまたジャンプを削る?
派手で華やかな演技をさせたいなら、バックバックフリップじゃなくフィギュアスケートの技であるジャンプで魅せて頂きたい。
難しいことを出来るようになって欲しいの?
ならばステップから直ちにジャンプを跳ぶとか(ジャッジがポンコツでちゃんと採点出来なかったせいで無くなったイワクツキのルールね)、複雑で多彩なステップを正確に踏めるようにするとか、そういうフィギュアスケートならではというかフィギュアスケートに必要な要素での難易度を求めたらどうなの?
それじゃダメなの?
ジャンプを減らすことで、何か良いことあるのかな?
ジャンプが減ったら、音楽への理解が深まるのかな?芸術的で格調高い演技になるのかな?
選手の安全、技術の向上、芸術性。
このルール改変はどこにどんな風に役立つのかな?
私には全くわかりません。
パッと見派手でショーでウケが良いことをさせて、興行的な価値を高めてお客を呼びたいのかな?一瞬ちらっとそんな風に思ったりもしてしまいます。
私が愛したスポーツはフィギュアスケート。私が見たいのはフィギュアスケート。サーカスではありません。
いよいよ迷走、というか暴走に近くなって来た感のあるISU。
フィギュアスケートは何処へ…。
ところで、なぜアダムは減点を覚悟で競技のルールを無視してバックフリップを実施したのでしょう?
アダムを批判するつもりは無いのですが、競技者が競技の場で、故意にルールを破るという行為が私にはちょっと理解出来ないのです。
何か深い理由があったのですか?ご存知の方いらしたら教えて頂きたい。
多分スルヤ・ボナリーのような思いで飛んだワケではないだろうとは思いますが…。