お家の用事と色々あって、少しブログをおやすみしていました。
結弦さんのこと、様々なメディアがいまだにしつこく報じています。
心が痛み、胸が締め付けられるような思いです。
渦中のご本人達の心労はいかばかりか…。
報道の自由?
あれは報道ではありませんね。
ただの覗き趣味です。
自分の好奇心を満たすために、下らない週刊誌やタブロイド記事に飛びつくのは、ファンでは無くほとんどが日頃フィギュアスケートなど見たこともない一般の人でしょう。
オリンピックでしか結弦さんを見たことが無いような人達が大半です。
それと、アンチ。
ファンは、過去に女性週刊誌があり得ないような酷い捏造記事を散々書いて来たことを知っています。
文字にしたり口にするのも憚られるような、下品な記事の数々、忘れらません。
何も知らない人達が、海外に移住すれば良かったとか、色々言っているようですが、無理を言うなという話。
お相手を最後まで守れとか、意味不明なことを言う輩もいてうんざりです。
結弦さんのスポンサーは、日本の企業です。
KOSE、東和薬品、西川…。
日本でなくて、どこで「GIFT」や「RE_PRAY」のようなショーが実現可能なのでしょう?
練習拠点と定めたホームリンクも、故郷仙台のリンク。
彼は、幼少期からお世話になったリンクに恩返しがしたい。
震災で傷付いた故郷の復興支援のために動きたい。
海外に行ってしまえば、「notte stellata」のようなショーは出来ないでしょう。
そもそも、大好きな故郷で生活したいと言う人として普通の感情、ささやかな願いを、なぜ犯罪紛い(一部は既に犯罪と言っても良いと思います)のパパラッチやストーカーのために諦めなくてはならないのか?
煩雑な手続きや、引っ越しにかかるお金、海外での住居探しと練習拠点確保の苦労。
親兄弟と、離れ離れの暮らし。
想像しただけでため息が出ます。目眩がします。
海外に行けば、なんて、簡単に言ってくれるなと言いたい。
大切なツアーの真っ最中に、こんな大きな、辛い決断を強いられるほどに、彼は追い詰められていたのだと思います。
もっと言えば、「彼が」と言うよりお相手の方が追い詰められていたのではないか?
結弦さんが一般の方とおっしゃるなら、お相手は一般の方なのでしょう。
普通に生活していた一般の方が、突然パパラッチに追われる生活になったら、ストレスは想像を絶するレベルでしょう。
24時間記者に付き纏われ待ち伏せされ、いきなり見ず知らずの人に話しかけられる、カメラを向けられる。
玄関のドアを開けたら知らない人がいる。
どんなにか怖かったことでしょう。
そんな日々に疲れ果て、怯える大切な人を見ているのが、結弦さんには耐え難いことだったのではないか?
ご自身も殺害予告をされたり、SPをつけなければ試合会場にも行けないと言う大変な時があったからこそ、恐怖もストレスも理解出来る。辛さが身に染みる。
自分の側にいる限り、大切な人はずっと恐怖と不安を抱えて家の中に閉じこもっていなければならない。
それが辛くて、自分がやっと手にした幸せを自ら手放した。
そして、離婚を発表したことで、様々なメディアがまた彼に群がる。そして配偶者を守れなかったと責める。
仕事に忙殺されトレーニングに明け暮れる毎日。
自分が体調を崩せば、積み上げて来た全てが崩れ、ショーに関わった方々やスポンサーに多大な迷惑と損害を与えてしまう。
「NNNドキュメント」でも語っていらしたけれど、怪我と隣り合わせで気を張り詰めっぱなしの練習で、心身ともに疲れている彼に、自分自身とお相手のみならず、自分やお相手のご親族まで、1人で守りきれと言うのでしょうか?
ふざけんなばーか!!!!!
結弦さんはスーパーマンや魔法使いじゃないんだよ!
…失礼。
結弦さんは、感情を持った生身の人間です。
アンチから誹謗中傷を10年以上も受け続けた彼の、人一倍感受性豊かな心は傷だらけです。
満身創痍で戦って来て、それでもうこれ以上は無理だと感じたんです。
忍耐強く、全方位に気を使い、言葉を選んで発言する彼が、自分の発言の影響力の大きさを分かった上で、「耐え難い」とまで言ったんです。「迷惑行為」だと。「おやめ下さい」と。
メディアに対していつも誠実であろうとして来て、様々なリクエストにも可能な限り応えて来た彼の、たった一つの、そして初めての、「心よりのお願い」を見て見ぬふりで踏みつけて無許可の取材を続けるメディア。
個人のプライバシーをこれでもかと暴き、やめて下さいと丁寧かつはっきりと言われてもやめない。
これは一体どう言うことなのでしょう?
酷い話ですが、彼に一気にメディアの関心が向かいましたね。見当違いな批判の矛先は、全部結弦さんに向かいました。
結果、お相手の方に関する記事がぱたりと止んだ。
結弦さんが、1人で世間の好奇の目も、的外れな批判も、全部全部受け止めることになったんですね。
こうしてお相手の心が壊れてしまう前に、ギリギリで繋いだ手を離した。
お相手の方も同意しなければ、離婚は成立しません。(もしかしたら現状に耐えかねて、或いは結弦さんの負担になることを避けようとして、お相手からお別れしたいと言った可能性もあります。)
お二人であらゆる可能性(おそらくは海外移住なども含めて?)話し合った結果、断腸の思いで出した結論が離婚だったのだろうと思います。
ここまで書いて来たことは、全部私の想像でしかありません。
けれど、昔から結弦さんがメディアに何をされて来たかや、アンチに本当に命の危険を感じるようなことをされて来たことを知らない人達に、見当違いな非難をされるのが我慢なりませんでした。
したり顔で「ああすれば良かったのに」「こうするべきだった」などと言う人達の無神経さが我慢なりませんでした。
誰より優しく、愛情深い結弦さんが、どれほどの思いでお相手を守るために自分の幸せを捨てたかをわからない人達に、好き勝手なことを言われるのが悔しかった。
お相手の方も、自分の気持ちや諸々を全部後回しにして、自分があの「世界の羽生結弦」の恋人であるとか妻であるとかそういうことを、一切世間に漏らさなかった凄い方。
お互いに、深く思い合うからこその決断であり、お2人が共に深く傷付いたことが許せなくて悲しくて悔しくて…。
メディアの好き勝手を「報道の自由と言う便利な言葉で正当化する、犯罪者紛いの人達を止めることは出来ないのでしょうか?
条例なんて緩い物ではなく、人の善意や常識やマナーの問題でもなく、法律できちんと取り締まってはくれないのか?
ストーカー殺人や、SNSでの誹謗中傷を苦に自ら命を絶った芸能人の悲しいニュースがたくさんあります。日本では、女子プロレスラーの方が亡くなりました。韓国の有名な女優さんの事件もありました。
それでも大袈裟だと言うのか?
スピード離婚だなんて、面白おかしく話しのタネにするのでしょうか
報道のあり方を考え直そうとは、その世界の人は思わないのでしょうか?
もう何日も経つのに、相変わらずしつこく記事にする性の悪いメディアが一部にいます。
怖くて、ネットのニュースを見られなくなりました。
ご本人や関係者の方々の目に、下らないデマや妄想記事が届いていないことを願うばかりです。
どんなに応援していても、何も出来ないただの1ファン。
お2人のこれからの幸せを祈ることしか出来ません。
無責任に、人を追い込み心を壊した野次馬とメディアに聞きたい。
好奇心だけでここまで来た気分はどう?
自分以外の人間の心は「区区たる物」ですか?