さてと…。

ここからが本番なんですよね😅


いやなんかもう、RE_PRAYはテーマが深すぎて難解で。

ゲームに詳しい方ならご存知の背景が全く見えないので、結弦さんの演出の意図をどこまで汲み取れるか?自信0です💦

そして、椎名林檎さんの曲も知らない私。

……。

ま、いっか!


とにかく入場入場(((((((((((っ・ω・)っ



ちゃくせーき!


近い。

ロングサイド中央ややステージ寄り。

天井の四角い物体はなんぞや?






人、人、人。




結弦さんが2位以下に大差をつけて、ぶっちぎりで優勝した2021年の全日本。

同じさいたまスーパーアリーナ。

満員のスタンドを見上げて「あと何回こういう光景が見られるのか…」と言ったあの同じ場所。

まだまだこれから何度でも、何度でも見られるよと、あの日の彼に教えたい。

そんなことを思いました。

新村さんのアナウンスが流れ、照明が落ちる。


さあ、始まる!


最初のプログラムに「いつか終わる夢」。
プロジェクションマッピングが描く蒼い光の河が、結弦さんのエッジを追いかけるように生まれる。結弦さんの精密機械のような正確無比なスケーティング技術が無ければ、成り立たない演出。トレースと映像がズレたら台無しです。
結弦さんは、自在に泳ぐ大きな蒼い綺麗な魚のようだと、プロローグで初めて見た時と同じように思いました。
後で、ファイナルファンタジーの中の召喚士のテーマ?のような曲だと知りました。

しかしこの召喚士が呼び出したのは、とんでもないモノでしたね( ̄▽ ̄;)


「鶏と蛇と豚」。

興味深い考察を見つけました。
なんと、お坊さんの法話で椎名林檎さんのお話。

https://youtu.be/hqlEV9Od0e8?si=encTVLQ7u4rx8Fdx



この解釈は、非常に面白く、このプログラムを考察するのに大変参考になりました。

三毒を単なる悪としないというのもほうほう!という感じでしたが、蜜の解釈がスゴイ。


いきなり般若心経が流れて来た時は何事かと思いました。

フィギュアスケートとお経?

暗いリンクに浮かび上がった結弦さんを見て、ちょっとぎくっとしたのは私だけ?

お衣装は豪華で繊細で美しい。ボリュームのある大きな装飾が、結弦さんの細身のシルエットを際立たせるようです。

黒いお衣装に白い肌が映え、ライトとの相乗効果でこの世の物ではないような妖しい美貌。

纏うオーラはなんとも禍々しく、狂気さえ孕んでおり、ぞわぞわ〜っと鳥肌が立つ感覚。

過去一ヤバい羽生結弦( ̄▽ ̄;)

三つの悪、毒を排除するのではなく、むしろそれをよしとしているような。





読経も魔除けの印も吹き消し、じわじわと欲望を満たす者の姿。


苦悶の表情とも見えるし、恍惚としているようにも見える表情で、せり上がるお立ち台の上、「私がこの世界のルールだ」と言い放つ結弦さん。


結弦さんは、もしかしたら、三毒を自分に必要なものと感じたのではないか?

今まで、ひたすらにフィギュアスケートを極めるために邁進し、遊びや恋愛や怠慢や、時に食欲さえも、あらゆる物を「悪」として排除して来た。

忍耐、我慢、節制。

幾つもの欲しい物や楽しみ喜びを求めることは、貪る心。すなわち悪。


けれど、あらゆることを諦め、我慢し、後回しにして来てたどり着いた場所は、何かが思っていたのと違っていた?

人が求める「理想の羽生結弦」は、必ずしも自分がなりたい「理想の羽生結弦」ではなかった?

人として成長するために、スケートにもっと打ち込むために、何かが足りない?

大事なピースが欠けている…。

己の欲望を満たし、自身の幸せを掴むことによって得られるものもあるのだ。

求める幸せを手にすることで、必要な最後のピースもまた手に入れたのかもしれない。

いつ、どんなきっかけで離れて行くかわからない気紛れなファン。

一度しくじれば関係を断ち切られるかもしれない仕事上の関係者。

どうしても、損得勘定無しには結べることの無いスポンサーとの関係。

あれやこれや全てを失っても、帰れる場所があることとか、これからプロスケーターとして生きて行くために必要な物が、何かあったのではないか?

だから、全ての物を消し去ってでも欲する物を、欲望のままに貪るのだ。

そうして生きる力を手に入れた自分こそが、自分自身を操るプレイヤーなのだ。

虚実ごった煮にして撒き散らす、無責任なマスコミなど、何程の物でも無い。

それこそ「区区たるもの」。



なんて、考えてしまったわけです。

文章力が足りないので、思うことの半分も伝えられないですけれど(-。-;

無知でゲームのことも何も知らないまめちゃんの、なんとも貧弱でお粗末な考察です💦

サラッと読み流して頂ければ幸い。

実際結弦さんが何を思い、このプログラムを選び、演じたのかはわかりません。

けれど、「生きることの意味を考えるきっかけになれば」というお言葉を受けて、ちょっと考えました。