平昌五輪以来の復帰戦となるオータムクラシックでは新ルールに慣れず、 
1位になったものの「最短で強くなりたい」と悔しさをあらわにしました。 
その発言通り、2カ月後のフィンランド杯では、SPはルール改正後の世界 
新記録を叩き出し、FSでも世界初となる4回転トゥループ+3回展アクセル 
という高難易度の連続ジャンプを着氷させ、観る者を圧倒します。 
  次のロステレコム杯のSPではさらに冴え渡り、自身の世界記録を更新。 
現在もその記録は破られていません。惜しくもSP後の公式練習で起きた 
事故によりしばらく療養生活に入りますが、それから4カ月後の世界選手権で 
見事な復活を遂げます。世界新が1試合で2度塗り替わるという史上かつてない 
ハイレベルな戦いで、惜しくもネイサン・チェン選手に金を譲るも、羽生選手の 
華麗な滑りに誰もが感銘を受けました。 
  そんな羽生結弦選手の2018-2019シーズンの活躍とオフシーズンの様子を 
1冊にまとめたムックになります。オータムクラシックから世界選手権までの 
試合はもちろん、仙台市で行われたモニュメントデザイン発表会や幕張の 
ファンタジーオンアイス2019などのオフシーズン中のイベントを含め、 
2018-2019シーズンをたっぷりの写真で振り返ります。