フィギュアスケートモニュメント除幕式(羽生結弦選手ご出席なし)
- 日時 平成31年4月29日(月曜日・祝日) 午後1時30分~午後2時00分(小雨決行・荒天中止)
- 会場 仙台市地下鉄国際センター駅 南側モニュメント付近(青葉区青葉山無番地)
- 内容 モニュメント除幕等
- 出席者 関係者約100名(実行委員会構成団体、フィギュアスケートを学ぶ子どもたち等)

天皇皇后両陛下が御即位三十年をお迎えになられましたこと、心よりお祝い申し上げます。
平成の時代が始まり間もない頃に生まれました私は、現在二十四歳となり、これまで両陛下の御目に掛かる機会が二度ございました。
平成二十六年、ソチオリンピック後の春の園遊会にお招きいただいた際には、東日本大震災についてもお話くださいました。私自身、被災された方々への想いを込めて滑ることもあり、少しでも復興に向けて前へと進むための心の拠り所となることが出来ればと考えていたこともあり、そのような思いを持ってスケートをしていくということを肯定していただいたように感じました。それ以来、現在においても、ずっと背中を押していただいているような、そんな気持ちがいたしております。
そして、昨年平成三十年、平昌オリンピック後の春の園遊会では、私の足の怪我について大変心配してくださいました。両陛下の温かい御心に触れ、大変感激いたしました。
両陛下の御心は東日本大震災の際にも感じておりました。多くの被災地へ直接足をお運びになり、誰にでも分け隔てなく同じ目線でお声をかけていらっしゃる姿に、私も被災地の人間の一人として、非常に励まされ勇気付けられたことを覚えております。私自身、これからも故郷である仙台、被災地に寄り添って歩んでいきたいと改めて決意するきっかけを与えてくださいました。
平成という時代に生まれ、共に歳を重ねてまいりました。これまで経験したこと、感じたこと、いただいた言葉、そのすべてを未来へと繋げてまいります。
天皇皇后両陛下の御多幸を祈念いたしますとともに、改めまして、御即位三十年をお祝い申し上げます。