NHKネットクラブ

3.11展示 「あの日の星空 体験記」




東日本大震災から8年。NHK仙台放送局では、会館1階ギャラリーにて「3.11展示『あの日の星空 体験記』」を開催します。東北各地の皆さんが「2011年3月11日の星空」を、どこで見て、何を思ったのか、NHK仙台の番組が募集した体験記を展示するものです。入場は無料です。



詳細はこちら⇩で。



東日本大震災が起きた2011年3月11日。
停電で真っ暗な夜空に、満点の星が美しく瞬いていた。
その光が、希望の光だったとあの人は言いました。

私が住む街も、停電で真っ暗だった。
エアコンもホットカーペットも使えず、ダウンジャケットを着込んで、3にゃんを抱いて夜を明かしたのを思い出します。

あの日からもう8年。
まだ8年。

8年の間に、熊本地震が起きて義実家が被災しました。
ソチオリンピックが開催されて、まだあどけない少年の面影を残した結弦さんが、金メダリストになりました。
時は流れ、19歳の男の子は成人して、オリンピック2連覇を達成。生きた伝説になりました。
オリンピックでばたばたと忙しく、落ち着かない日々を過ごしていたお母にゃんが一息つくのを待っていたかのように、最愛の長にゃんが虹の橋に旅立って行きました。

この季節になると、毎年なぜか、震災からこれまでの日々をまざまざと思い出します。
色々なこと、忘れちゃいけないと誰かが耳元で囁くようで。

平昌の興奮と感動と喧騒から1年が経ち、また3月11日がやって来る。
今年は3月の終わりににゃあの一周忌もあり、3月というやつは、また一段と不思議な明るさを伴う哀しくも切ない季節だなあとしみじみ。

真っ暗な空に数えきれないほどの星が瞬く浅い春の夜は、逝ってしまった恋しい命たちが其処此処にそっと佇んでいるように思えてなりません。




他愛のない独り言です。
おやすみなさい。