夢に見た特別な四日間が終わってしまった。
気付いたらクリスマスも終わってた。
結弦さんにいない全日本選手権。

来年のワールドに、真央ちゃんはいない。

喪失感。

真央ちゃんは必ず這い上がって来ると、信じているけれど、やっぱり寂しいね。


ワールド代表発表。
結弦さんの名前がコールされた瞬間のあの歓声と、はためくバナーの数。

まるでリンク中央に結弦さんが立っているようだった。
チームジャパンのジャス姿の結弦さんが、確かにそこにいて、いつものように優雅に両手を広げ、王子様みたいな挨拶。
そして笑顔で手を振る。
そんな錯覚に陥入る。

いない人の存在感の重さ。
不思議な重力。

4大陸やワールドには行かれないんだけれど。
でも、あの人が1番綺麗な色のメダルを首に掛けて、大きなお口を開けて楽しげにけらけらと笑うところを見たいなあ。
愛おしげに、そっとメダルを包み込むように持って、静かに見つめる横顔を見たいなあ。
結弦さん、スケートカナダと4大陸のタイトル、まだでしたね。
今度こそ4大陸チャンピオンになるべく、今は全日本5連覇に挑めなかった悔しさを燃料にして、メラメラゴーゴー燃えさかっているんだろうな。


刑事君が、結弦さんと共にオリンピックの枠を懸けてワールドに挑むのか。
フェイ君もあと一歩だね。


真央ちゃん。
アスリートとして、「競技だから上を目指す」べきだというはっきりした意思。
チャレンジャースピリットとトップアスリートの意地とプライドを見た気がする。

折れた心を懸命に立て直し、よくぞリンクに帰って来てくれました。


ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。


そろそろ体力限界です。
おやゆづなさい。