続きです。


ジュニア時代の悔しい経験から学んだ事。
「言い訳はしない。」


Y「なんか、言い訳してる選手なんて、ほとんどいないんですよね、強い選手に。」
どこどこが悪かったからとかリンクがこうだったからとか。」

「そんなこと言ってたら何も始まらないし、それは自分の…何だろ?実力の向上にならないからじゃないかな。どんな状況でも跳べる人はいるわけなんで。
だって浅田選手なんて、骨折しながらやってた…。

それ誰にもー、誰にもって言うか、メディアとかに自分から発信することは絶対無かったと思うんで。そのことって大事だなって思ってます。」

K「どうしたの?カッコええやん。」


ケンジ先生に「カッコ良い」と冷やかされて、思わずこのお顔。

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振り返って何かを探すふり😏

「誰かいらっしゃいました?カッコ良い人、誰かいらっしゃいました?」

くくっ!照れてる~!
可愛いとこ、あるんですねえ。どSだけど😁

K「カッコええやん。」

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ケンジ先生にもう一度言われて、やっぱりガマン出来ずに笑っちゃいましたー。


真面目にスケートの話をしましょうね。



2度目の世界ジュニア選手権は2010年。オランダのハーグ(正しくは、冠詞を付けてデン・ハーグというらしいとか聞いたことがあるけど、まあいいか?ハーグ条約のハーグですよね)。
SP3位発信で、FSが1位。優勝を飾って、ジュニアのワールドチャンピオンになりました。

前回の結果が悔しくて、かなり練習を積んだ。

前回、世界ジュニアでボロ負け(失礼!)した時は、丁度オリンピックの後だからその後だった。うん、確かにそうでした。
で、ポイントを稼ぐために、シニアの選手が結弦さん式で言うと“ダーッと!”降りて来たと。
それがまた癪の種で、余計に悔しかったようです。

Y「だからその、シニアで通用してる選手に勝ちたいみたいな。」

同年代で既にワールドに出場していたデニス・テン君にも勝ちたいという気持ちで臨んだ大舞台でした。

Y「もうあの時は、あの、まあ…何と言うか…もう、枠とかそういうのは、全然気にして無かったですね。」


あの時は、世界ジュニアの前に、JGPファイナルのタイトルをとっていました。JGPシリーズは負け知らずでした。
いえ、それだけではないですね。シーズン通して負け知らずでした。
まさにmonster!


ただ、元々ショートが苦手だったこともあり、ショートとフリーの出来にはバラツキがありました。

真央ちゃんもそういう傾向がありましたが、結弦さんも、ショートで出遅れてフリーで巻き返すパターンが多いスロースターターでしたね。
ここ最近は結弦さんはどちらかと言うと、先行逃げ切り型の勝ちパターンが多いような気がしますが。


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この時も、SP3位からの逆転優勝でしたね。

懐かしいわー!水色パガニーニちゃんと、マリオカートのドライバー君!(まだ言うか?)


フリーで3Aを2本決めて、1位。総合でも1位に躍り出たんですね。

Y「あの試合は、世界ジュニアってあんまり意識してなかったと思うんですよね。」


ソチオリンピックのショートも同じ感覚だったようですが、どんなに大きな試合でも、一つの試合に変わりはない。これまでの試合で勝っているのだから大丈夫。
自信を持って、堂々と戦いの場に立ち、結果的には何も思い残すことの無い、最高の形でジュニアシーズンに幕を下ろす事になりました。


良いお話を聞きました。が!
ここでなぜかケンジ先生、一緒に世界ジュニアを戦った女子シングルの村上佳菜子ちゃんが、オランダで生のニシンを食べてあたった話を入れて来ました。
K「佳菜子ちゃんが生のニシンを食べてお腹こわしたって知ってる?」



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Y「知らないです。」

王子、人様の不幸を笑ってはいけませんよー;^_^A

佳菜子ちゃんが生モノでお腹をこわしたと聞いて、


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Y「ほんっとねえ、そういうとこ馬鹿ですよね~!」

王子!Σ(=°ω°=;ノ)ノ
ぐうちくどS王子(ーー;)そんなサディステイックな眼をして、怖いですって!
イメージダウンしたらどうなさいます?!


Y「同期だから言えますけど!」

はいはい( ̄▽ ̄)
でもね~、、「馬鹿」だの「抜けてる」だの、お口が悪うございますよ。
相手はうら若きオトメですからね。もう少しお手柔らかにね~。

Y「僕、試合前に絶対そういうの食べないですもん!」

はいはい( ̄▽ ̄)
完璧主義でクレバーな王子ですもんね~。

カナちゃん、「負けんな❗️」


ひとしきりバカ話をした後は、シニアデビューの苦労話に移ります。



ケンジ先生が余計なバカ話をしたおかげで、変に長引いちゃったじゃない!
もー。
あと少しですが、タイムアップです。
続きはエピソード3オンエアまでになんとかしたい~!