でもね、彼も普通の二十歳の男の子なんです。
天才的なアスリートで、世界ランキングNo.1で、国民的な英雄で大スター。お勉強も出来るし、ルックスも性格も文句無し。非の打ち所が無いですよね。
でも、それでもやっぱりリンクを出て地面に立ったら、普通の男の子です。
ご家族やお友達、アスリートのお仲間はもちろん結弦さんを受け入れてくれる人だと思います。でも、あれ程大勢の人に注目され、様々なお願いや要求をされる毎日ですもの。 ただただ無条件に、何の利害関係もしがらみも無い真っさらな立場で自分の気持ちを受け止めてくれる人が、絶対に必要だと思います。
聞くことが切ないようなお話を、時々頷きながら静かに聞いている結弦さん。
カナダがどんなに素敵な国でも、クリケットがどれ程素晴らしい練習環境でも、やっぱり仙台を、アイリンを忘れることはありませんね。
原子力で避難している人がいることを、女の手仕事で伝えたいと言う裁縫教室の先生。
それを聞いて結弦さんが、
「なんか、それだと生き甲斐がありますよね。なんか自分が生きた証しじゃないけれども…。」
すると先生、すかさず
「今日みたいに羽生君にもらって頂くとねえ。」
「ありがたいです!」
「すいません、こんなに頂いちゃって!」
思わぬ振りにやや慌てつつも、100点満点の切り返しをする結弦さん。
結弦さんのリアクションがなんだか可愛らしくて、ここだけちょっと笑ってしまいました。
正座してますね。あんまり見ない姿?
氷上で土下座ならちょいちょい見ますが…。あ、すいません、真面目なお話してるんでしたっけ。
お話を聞く結弦さんのお顔、なんとも言えない柔らかな表情。
優しい眼をしてますね。
お人形や、ヘアアクセサリーでしょうか?
たくさんお土産を頂きましたね。でも結弦さんが使う感じではないから、お姉様かお母様に差し上げるのかな?
そして、結弦さんが被災者の皆さんに伝えたいこと。
「一番大切なのは、練習と試合で結果を残すこと。」
「結果残したらみんな、おー!すご~い!ってなるから。」
「ま、スケートで結果を取れば、みんなが元気になってくれる。」
「現役すごく頑張って、」
「ねえ、また皆さんの前に立てるようにしたいなって思ってます。」
福島で出会った人に、スケートで思いを伝えたいと思った結弦さん。
スケートで伝えられることの幸せを目一杯感じられる、素晴らしい演技に期待です。
そして、24時間テレビの収録に、東京都内の東大和のアイスリンクに福島から100人ほどのお客様をご招待して臨みました。
そのリンク、私は存在を知らなかったのですが、画面で見る限りは通年使用可能なリンクのように思いました。
あのスモークを焚いたような見事な煙っぷり。気温が低く、夏場は特に外気温との差が激しいリンクでしょうね。となると、臨時ではなく、通年型のリンクかと思います。
キャパ小さそうで、客席なども殆ど無いこじんまりしたリンクかな?
通路も狭そうだけれど、アットホームなショーにはうってつけな感じです。
結弦さんの思い、福島と、他の全ての被災地の方々の思い、受け止めてみせます!
王子、スタンバイOK?